2002/5/22
『小少林サッカー』めちゃくちゃ面白そう
2002/5/18
ビデオで『ダンテズ・ピーク』を見る。『ボルケーノ』と同じ時期に公開された火山もの。
地質学者と女性町長とその子供が逃げる。逃げる。ひたすら逃げる。迫力は
あるけれど、主人公達は逃げの一手なので、いまいちアイデアにとぼしい。人が走って
逃げられる程度の地震で橋や家が次々と壊れていくのも、地震大国に住む日本人には現実味に欠ける。
よほどの手抜き工事だったんだろうか。
2002/5/12
ビデオで『仮面の男』を見る。レオナルド・デュカプリオ主演。三銃士の後日談。ルイ十四世の統治下。
先代に使えた四銃士たちも年を取り、それぞれの生活を送っている。しかし横暴な君主に怒りが爆発し、
牢獄に幽閉されていた王の双子の弟を助け出し、二人を入れ替えようとする。ところがダルタニヤンだけは
計画に強く反対し、別々の道を歩むことになる。
予告編を見て史劇アクションだと思っていたら、メロドラマだった。ちと期待はずれ。
2002/5/11
前から観たかった『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦』を見に行く。
去年があまりに良すぎたので、今年の出来に少し不安だったけど、そんな心配を軽く吹き飛ばす
快作。突然戦国時代にタイムスリップしたしんのすけは、侍を助けたことから知り合いになる。
侍は幼なじみの姫に恋心を抱きつつも、臣下の道を踏み外すまいとして想いを伝えられずにいた。
導入部分にこそ不安があった物の、戦国時代にタイムスリップしてから物語は一気にテンションを高め
ていく。NHKの大河ドラマが安っぽく見えてしまうほどの合戦シーン、男気あふれるセリフの数々。
侍の決死の出撃に涙し、野原一家の奮闘に大笑い。参りました。今から来年が楽しみ。
それにしても、子供に見せたくないアニメナンバーワンだったしんちゃんが、今では大人に大受け。
隔世の感がある。それだけに『ドラえもん』のていたらくぶりが目立つなあ。
2002/5/10
ビデオで『リベラ・メ』を観る。ほとんど確信犯的にハリウッド映画をパクリまくる韓国映画。
今度は『バック・ドラフト』だ!
かつて仕事中に相棒を失い、以来、無謀な消火活動を続ける消防士のサンウ。おりしも連続して不審な
火災が起こり、放火の疑いが強くなる。やがてサンウの前に、狂気をたたえた放火魔が姿をあらわす。
サンウ達をあざ笑うかのように放火は続き、倒れていく仲間たち。なぜ執拗に放火を繰り返すのか。
放火の被害者に共通する過去とは。そしてふたりは対決の時を迎える。
パクる、というよりオマージュと言った方がいいかもしれない。音楽が「韓国のハンス・ジマー」ことイ・ドンジュン
なので、ますます『バック・ドラフト』っぽくなる。クライマックスなどにここぞとばかりかき鳴らす勇壮な
スコアは、あきれつつもかっこいい。音楽家としてそれでいいのか?という気もするけど、このひとは
もともと役者らしいからいいのか(?)。
ただ、お話自体は今ひとつ。個人的には、『バック・ドラフト』は教科書みたいな堅実な作りがあまり好きでは
なかったので、本作ではもっとぶっ飛んでくれるかと期待していたのだけど、ぶっ飛びすぎて話がわけわからん。
これは完全に脚本の失敗。残念。
どうでもいいけど、いくら消火後だからといって、消防士が現場でタバコを吸うな。そして投げ捨てるな!
2002/5/8
ビデオで『スコア』を見る。ロバート・デ・ニーロとマーロン・ブランドの『ゴッドファーザー』コンビ
+エドワード・ノートン。凄腕の錠前破りのデ・ニーロが、カナダの美術館を狙う。冷静に仕事をこなしていく
デ・ニーロのプロフェッショナルぶりが光る。ひとり『オーシャンズ11』。
話はストレートで、よけいな贅肉がいっさいない。
なさすぎてちょっと物足りないけれど、クライマックスの美術館潜入は緊張感たっぷり。佳作。
2002/5/3
久しぶりに名古屋港水族館へ行ったら大改装されていてびっくり。
おかげで人が多いこと多いこと。でも面白かった。
2002/4/29
ナディアパークで、噂に聞いていた八谷和彦(メディアアーティスト。ポストペットの企画者)作の視聴覚
交換マシンを体験してくる。二人一組でゴーグルをかぶるとお互いの視点が見えるというもの。おもしろかった。
2002/4/28
『スクライド』を全巻見る。クーガーかっこよすぎ。
今日の名ゼリフ……「ンンんなこたあぁわかってんだよこの蛇野郎ッ」
2002/4/26
友達の家で飲みつつ『ザ・ロック』を見る。
2002/4/25
ビデオで『追跡者』を見る。『逃亡者』のジェラード警部が復活。護送中に逃走した囚人を追う。主演
はもちろんトミー・リー・ジョーンズ。逃亡者にウェズリー・スナイプス。五年の間におちゃめな
中年男になってしまったジェーラード警部が笑える。普通におもしろい。
2002/4/19
弟が『無限のリヴァイアス』を借りてきたので見る。
痛ッ
痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛ッ!
2002/4/12
ビデオで『トラフィック』を見る。監督は本作と『エリン・ブロコビッチ』がダブルノミネートされ、
『オーシャンズ11』も大ヒットのスティーブン・ソダーバーグ。メキシコ、ワシントン、カリフォルニア
を舞台に、麻薬ルートを巡る戦いを描く。『エリン・ブロコビッチ』とはうってかわってストイックな
作品。『フレンチ・コネクション』をちょっと思い出した。
2002/4/12
最近、BBCのインターネット放送を聞く。
BBC WORLD SERVICE
ネットをしている間つけっぱなしにしていると、なんとなく聞き取れるようになってくる。
ケーブルでもたまに見るけど、個人的にCNNよりこちらの方が好き。
チャーチルをして「獅子身中の虫」と言わしめた批判精神を持ち続けて欲しい。
2002/4/11
ビデオで『13ウォリアーズ』を見る。アラブの詩人ファラハッドは、カリフの不興を買い、北欧の地へと
左遷される。そこで勇猛なバイキングたちと出会い、知遇を得るが、折しも村を怪物に襲われたという
少年が助けを求めてくる。占い師によれば13人の戦士が必要であり、しかも13番目はバイキング
以外の人間でなければいけないという。全員の視線がファラハッドへと向かう。「なんでやねん」と
突っ込む間もなく、村を守る戦いへと引きずられていくファラハッド。
山間の孤立した村での、騎兵を相手にした戦闘。敵の本拠地への襲撃。村人達と力を合わせた最後の決戦
(もちろん雨の中)。……七人の侍かい! 『荒野の七人』を除けば、おそらくもっとも金をかけた『七人の侍』
の純粋なリメイク。ところが、これが全然ダメ。主人公達の行動に何の動機付けもなく、キャラクターに
はろくな性格付けもなく、だいたい13人は多すぎるだろうと思っていたら案の定、名前を覚える間もなく
ばったばったと死んでいく始末。やっぱり『七人の侍』はよくできていた、と再確認させられた作品。
2002/4/10
ビデオで『ボルケーノ』を見る。『メン・イン・ブラック』のトミー・リー・ジョーンズ主演。
シカゴの町中で火山が噴出する正統派パニック映画。よけいな無駄話を挟まず、
ひたすら溶岩に襲われる人々の戦いを描いて、純粋に楽しませてくれる佳作。
2002/4/2
弟がアニメ『スクライド』のビデオを借りてきたので見る。あんまり期待していなかったけど、
面白くてびっくり。ひさしぶりにアニメにはまった。印象としてはちょっとイカガワしい009、というか、
むしろJOJOか。個人的にはスピード狂のストレイト・クーガーがお気に入り。はやく続きを借りてこい〜
2002/3/31
友達と『ロード・オブ・ザ・リング』を見に行く。期待に違わない超大作。金を惜しみなくつぎ込んだ
スペクタクルを堪能する。ただ、周知の通りお話は途中までなので、「おもしろいか」と聞かれても
答えようがない。とにかくすごかった。そして長かった。
どうでもいいけど、女性陣に人気の高いエルフのレゴラス役のオーランド・ブルームは、昨日見た
『ブラック・ホーク・ダウン』で最初にヘリから落ちて混乱の契機となる新兵をやっていた人だったらしい。
気づかなかった……
2002/3/30
弟と映画館に『ブラック・ホーク・ダウン』を見に行く。製作ジェリー・ブラッカイマー、
監督リドリー・スコット、音楽ハンス・ジマーとくれば見ないわけにはいかない。
1993年、民族紛争に揺れるソマリアに和維持軍を派遣した米軍は、最大勢力ババルギルディ族
の最高権力者アディド将軍を捕らえるため、秘密作戦を決行する。本来なら一時間
で終わるはずの作戦。しかし、ミスが重なりブラックホーク・ヘリが墜落。泥沼の市街戦に陥る。
93年に実際に起きた事件を再現した大作。一時間で終わるとタカをくくっていた作戦が、15時間に及ぶ
地獄絵図へと展開していく様が生々しい。「たとえ遺体になっても戦場に仲間を残さない」という
海兵隊の掟が、次々と被害を増やしていく悲劇。『プライベート・ライアン』のオハマビーチの戦いが
二時間続くようなもので、とにかく圧倒される。ただ、最終的に米軍の死者19人にたいしてソマリア
側の死者500〜1000人という現実も。映画はほとんどメッセージを発せず、ドキュメンタリータッチで
淡々と描いていくので、見ようによってはアメリカ礼賛のプロパガンダとも、一方的な介入が招く悲劇の告発
とも受け取れる。ある意味ブラッカイマーらしくない懐の深い作品。とりあえずDVDの購入は決定。
2002/3/23
ビデオで『プルーフ・オプ・ライフ』を見る。中南米で建設会社の技師が誘拐され、
多額の身代金を要求される。しかし会社が買収される関係で技師には保険金が支払われず、
妻と交渉人の孤立無援の戦いが始まる。主演は、ストイックな役が多い割に私生活は
プレイボーイなラッセル・クロウ。妻役にメグ・ライアン。撮影中にいろいろとあったらしく
、内容とは別なところで話題になった作品。
内容はというと、『マスター・キートン』の誘拐交渉人のエピソードを彷彿とさせる。
会社からの保険が切れて人質に保険金が払われなかったりするあたりもそっくり。
制作者たちは実際にキートンを読んだんじゃないかと思わされるほど。
ただ、『交渉人』にしろエディ・マーフィーの『ネゴシエーター』にしろ、本作にしろ、
最終的に交渉でカタがつかないところが引っかかる。結局最後は銃かい。いや、『交渉人』は好きだけど。
2002/3/21
弟が『サクラ大戦』の1〜4の詰め合わせを買ってきてちょっとビックリ。お菓子の箱かと思った……
2002/3/18
トップページを全面改定!
何が変わったかって、ソースを手書きで書き直しただけですが(^^;)
2002/3/17
ビデオで『パトリオット』を見る。アメリカ独立戦争を描いた史劇大作。主演は『リーサルウェポン』『ブレイブハート』の
メル・ギブソン。監督は『インディペンデンス・デイ』『GODZILLA』のローランド・エメリッヒ。
独立戦争のさなか、かつてフレンチ・インディアン戦争で残虐な戦いを見せたマーチン(ギブソン)は、
以前の母国イギリスとの戦いを拒否し、子どもたちとともにひっそりと暮らしていた。
しかしイギリス軍によって息子の一人を殺され、怒りを爆発させる。民兵を率い、神出鬼没の戦いでイギリス軍を悩ませるが、
その先には冷徹なダビントン大佐の卑劣な罠が待ち受けていた。
話の大筋は、おなじメル・ギブソンの『ブレイブハート』を彷彿とさせる。露骨なオスカーねらいと言えなくもないけれど、
堂々とした大作に仕上がっている。娯楽指向の強いエメリッヒ監督は『GODZILLA』でずっこけたけど、みごとに
カムバック。アメリカ万歳の映画といえばそうなのだけど、監督はドイツ人だし主演はオーストラリア人。自由の旗の元につどう
姿には、国籍を越えた普遍性がある。ただ、今回はイギリス軍が徹底して悪役。イギリス人にとっての『パール・ハーバー』といった
ところだろうか。そのわりに「イギリス人の描き方ががひどい」という声はあまりないみたい。
それにしても、驚くのは当時の戦争の形式。両軍の兵士が一列に並んで撃ち合うなんて、むちゃくちゃだあ。この三十年くらい
前に、プロイセンのフリードリヒ大王が騎兵を活用した戦術で用兵に革命をもたらしたというけれど、確かにこんな戦争をしている
時代には革命的だったに違いない。
2002/3/15
新作イラストをアップしてみました。
描くたびに塗り方を試行錯誤しているので、
生産性が極端に悪いです(^^;)
しばらくはこの塗り方で統一して見るつもり。
2002/3/16
ビデオで『ハムナプトラ』を見る。復活した古代の神官イムホテップと、主人公達の戦い。やっぱり順番に見た方がよかったと少し後悔。
おもしろかったけれど、ただ、イムホテップがあんまり”敵”に見えないのがちょっと難点。生前に極悪非道だったわけでもなく、
やりたいことと言えば、生前に結ばれなかった恋人を蘇らせること。この点だけ見れば、単なる悲劇の主人公。一応、呪いのため人間に災いをもたらすという理由が付け加えられているけど、
蘇ったのもそもそも主人公達のせいなので、いまいち釈然としない。
2002/3/12
ずいぶん前に買った『大脱走』のDVDをやっと見る。
2002/3/10
ビデオで『ハムナプトラ2』を見る。古代エジプトで呪いをかけられミイラにされた神官イムホテップが、
二十世紀初頭のエジプトによみがえり、人間を滅ぼそうとする。前作も一緒に借りてきたのだけど、なぜが順番が逆に。
今回はスコーピオン・キングという古代の戦士の力を、主人公リックたちとイムホテップが奪い合う設定。
前作のヒロインと主人公は結婚して、子供もいる。この子がいわゆるおませなガキで、今回は主役をしのぐ活躍を見せる。
『インディ・ジョーンズ』とよく比べられる作品だけど、インテリのインディが考古学の知識を駆使して謎を
解いていくのに比べて、こちらはバリバリの体育会系。撃つ、撃つ、そして撃つ。冒頭からひたすらハイテンション
なノリで突っ走るので気分爽快。リック役のブレンダン・フレイザー、イムホテップ役のアーノルド・ヴォスルー
など、俳優に魅力があるのもいい。これから伸びそう。
2001/3/8
ビデオで『訣別の街』を見る。ニューヨークで警察官が麻薬の売人と撃ち合い、二人とも死亡、子供が巻き込まれる事件が起こる。それが引き金となり、市へのビル誘致活動や裁判所の判事を巻き込む疑惑へと発展する。アル・パチーノ扮する市長は的確に事態を収拾していくが、その補佐官は謎を追っていくうちに隠された真相にたどりつく。
サスペンスとしては今ひとつおもしろくない。やたらと立派な市長も、アル・パチーノという時点ですでに胡散臭い。これはミスキャストなのか、それともうまく活かせなかったのか。少年の葬儀で演説をぶつシーンはお得意の絶叫で見せるけれど、それ以外にはこれといったシーンもない。
いまいち。
2001/3/7
行きつけのブックオフで980円だったので衝動買いした『タワーリング・インフェルノ』を見る。言わずと知れた70年代の傑作パニックアクション。スティーブ・マックイーンとポール・ニューマンの共演。ハリウッド・メジャーの二大スタジオが協力したおかげで、脇役陣もやたらと豪華、らしい。でも当時の映画をほとんど知らないので、聞き覚えある名前はあっても、主演の二人以外はいまいちぴんとこない。子供のころにテレビでちらっとみてすごくおもしろかった記憶があるけど、その時はうかつにも寝てしまったので、通してみるのは今回が初めて。
巨大なビルで電気工事の不良から火災が発生。落成式に集まった各界の名士達が閉じこめられる。それに立ち向かう消防士(マックイーン)と建築家(ニューマン)。2時間半のあいだ、スペクタクルの嵐。映画館で見たらへとへとになってしまいそう。
2001/3/5
なんとなく「絵かきさんに100の質問」
2001/3/4
なぜかしばらくFTPがつながらなかった。なんでだろ。
2001/3/2
ビデオで『デビル』 を見る。ハリソン・フォードとブラッド・ピットの競演。監督のアラン・J・パクラは『大統領の陰謀』の人らしい。IRAの過激派闘士ローリー(ピット)は武器の調達のためアメリカに渡り、同じアイルランド系の警官トム(フォード)の元に下宿する。生活する中で二人のあいだに友情が芽生えるが、武器の取引でもめ事が生じ、その余波がトムの一家の生活を脅かす。自ら話を付けようとするローリーだったが、隠していた金をトムに発見され、その正体を暴かれてしまう……。
甘いマスクの下に憎悪を秘めたテロリスト、というのがブラッド・ピットの役柄で、「甘いマスク」の部分は何の問題もなくクリアしているけれど、いかんせん過激派の闘士としては優しすぎる。ブラピがどんなにすごんでも全然怖くないから、憎悪の部分が感じられない。フォード側のエピソード(友人の警官が誤って犯人を射殺してしまう)も、話に全然関係が無いんじゃないだろうか。
正体を隠しての友情が壊れてしまう、という話なら、『フェイク』の方がよっぽどいいぞ。
テロリストのIRAがやや同情的に描かれているのは、やっぱりハリウッドにアイルランド系が多いからかな。
2001/3/1
ビデオで『ザ・ダイバー』を見る。ロバート・デ・ニーロとキューバ・グッティング・Jrの共演。第二次大戦後まもなく、海軍でダイバーを目指すカール・ブラシア(グッティング・Jr)と、優秀でありながら事故で潜れなくなり、教官となったビリー・サンデー(デ・ニーロ)。ブラシアはサンデーの人種偏見を含んだしごきに耐え、黒人初のダイバーとなる。その後、海軍で活躍するが、事故により片足を負傷し、二度と潜れないと言い渡される。しかしブラシアは、自ら切断を希望し、義足をつけての復帰を目指す……。
予告編を見て期待していたのだけど、本編の印象はずいぶんと違った。実話だから仕方ないのかも知れないのだけど、ストーリーに山が無くて、演出も平易。ラストはさすがにぐっと来るものがあるけれど、全体的にはいまいち。人種偏見に挑む実話ものなら、先に見た『タイタンズを忘れない』の方がよかった。
最近父親につきあって見るので本数が多くなってちょっと大変。
2001/2/26
ビデオで『摩天楼を夢見て』を見る。主演は昨年亡くなったジャック・レモン、共演にアル・パチーノ、ケビン・スペイシー(『交渉人』)、エド・ハリス(『アポロ13』)、アレック・ボールドウィン(『パール・ハーバー』)という異常に濃いメンツ。ほとんど「年とったオーシャンズ11」状態。
業績不振の中、ひたすら土地を売るために駆け回る不動産セールスマンたち。競争に負けた者はクビにすると脅され、ベテラン社員に扮するレモンはあの手この手で売り込もうとするも、成果が上がらない。そんななか、事務所に泥棒が入り、大騒ぎになる。
舞台劇のようだと思っていたら、本当に原作は舞台劇だったらしい。ジャック・レモンの姑息なまでのセールス手法は涙を誘う。エリート社員のパチーノ、ひたすら部下に突き上げられる中間管理職のスペイシー、高圧的な本社の幹部のボールドウィンなどの演技巧者たちが、
限定された空間の中で火花を散らす。それだけでも目が離せない。
2001/2/25
ビデオで『ヴァーティカル・リミット』を見る。エベレストに次いで高い山(エベレストより高いという噂も)K2で遭難した妹たち3人を救うために、お兄ちゃんが無理矢理仲間を集めて助けに行くお話。背中にはニトログリセリン。「こいつで氷を爆破する」って、おいおい……。ニトロを運ぶというと、古い映画で『恐怖の報酬』があるけれど、それの現代版か。雪山の驚異と、ニトロの恐怖の二段構え。ただ、ニトロの扱いがちょっとひどい。パキスタン軍の兵士の武器の管理体制が破滅的。兵器庫でニトロがぽたぽたたれてるというのはどういうこっちゃ。直射日光に当たると爆発することに、話の中盤で軍人が気がつくけど、軍人がそんな重要なことをそれまで知らなかったというのも凄まじい。
いろいろ突っ込みたくなるけれど、それでも最初から最後まで飽きずに見られる、正当派ハラハラどきどき映画。ただ、3人を救うために6人が山を登り、下山したのは結局3人というオチは、さてどうしたものか。
主人公を演じたクリス・オドネルは、先日見た『セント・オブ・ウーマン』で高校生を演じていた人だったらしい。全然わからなかったけど、父親が気がついた。
2001/2/24
ビデオで『ザ・メキシカン』を見る。ブラッド・ピットとジュリア・ロバーツの競演。たまにはラブストーリーでも見るかと借りてきたけど、なんじゃこりゃ。
2001/2/23
ビデオで『タイタンズを忘れない』を見る。製作は「ハリウッドの小室哲也」「アメリカのスクウェア」こと、ジェリー・ブラッカイマー。いつもは金に物を言わせたお馬鹿娯楽超大作指向だけど、今回は人種問題と友情をテーマにした学園スポーツドラマ。七十年代、白人ばかりの高校に黒人の生徒が入学することになり、街が騒然とするなか、高校のアメフトチームにも黒人のコーチがやってくる。前任者の白人コーチたちとの対立、生徒同士の確執を乗り越え、チームはついに全米大会に進出する。
シナリオはあってないような物。チームメイト同士の対立→厳しい合宿→コーチの感動的なお説教→和解→試合に勝利→中だるみ→やや関係がぎくしゃくし→再び団結→快進撃→友の不幸を乗り越え→最後の戦い……という、ジャンプ的「友情・努力・勝利」の世界。この方程式に当てはめればたいていのスポーツ物は間違いなしの黄金パターン。一歩間違えれば白けてしまうけれど、それでもしっかり見せてくれるから大した物。
気持ちよく見られる良策。
2001/2/22
ビデオで『セント・オブ・ウーマン 夢の香り』を見る。アル・パチーノがアカデミー主演男優賞を取った作品だということで借りてみたもの。退役した、気むずかしい盲目の軍人(パチーノ)と、その世話をすることになった高校生の心の交流を描く。時に大声を張り上げ、時に哀愁を漂わせるパチーノの演技は絶品。個人的に、パチーノは多少オーバーアクト気味の方が好きなので、嬉しい限り。タンゴを踊るシーンやラストの講堂での演説のシーンもいいけれど、夢だった赤いフェラーリ(だったか?)を見えない目で乗り回すシーンは特に好き。
見えない目に絶望して、自棄になっていた老人が輝く瞬間。とてもいい。
2001/2/17
ビデオで『スパルタカス』を見る。ローマ時代の遣唐使……ちがう、剣闘士の反乱を描いた史劇。監督は『2001年宇宙の旅』のスタンリー・キューブリック。全編これ、スペクタクル。数千の大群が動く様は圧巻。後半テンションが下がり気味だった『グラディエーター』と比べてもかなりいい。ただ、198分はさすがに長い。それに見合うだけの作品だったけど。
2001/2/15
ビデオで『15ミニッツ』を見る。 金の分配をめぐるいざこざから殺人を犯したふたりの犯人が、自分たちの犯罪をテレビ局に売り込み、有名になろうとする。主演はロバート・デ・ニーロとエドワート・バーンズ(知らない人だけど、『プライベート・ライアン』に出てたらしい)。基本的には殺人さえ見せ物にするマスコミを問題にした作品のはずだけれど、ノートンは消防の放火捜査官(そういえば『バック・ドラフト』でデ・ニーロがやってた役だ)という設定で、ときどき火事の方へ話が飛んだりするのがテーマを曖昧にしてしまっている。消防の人間がここまで警察と一緒になって捜査しなければならない理由があんまりない。そのうえ、デ・ニーロの扱いがとんでもないぞ。全体的にはまあまあおもしろかったけど。ラストは、犯人の一人で終始ビデオを回しているロシア人が笑わせてくれる。瀕死になりながらも、自由の女神から自分の顔へカメラをパンさせる監督魂に脱帽。
2001/2/14
ビデオで『JSA』を見る。朝鮮半島を北と南に分断する飯門店を舞台に、南北の兵士たちの交流と悲劇を描く。北朝鮮側の哨戒所で十一発の銃声が起こり、北の士官と兵士が死亡、そこから南の兵士が逃走した。事件の真相を解明するため、中立国のスイスから朝鮮系の女性士官が派遣される。両国の兵士からの聞き取りが始まるが、しかし、関係者は一様に口を閉ざすのだった……
この映画を見てると、韓国の人たちが切実に祖国の統一を願っているのが分かる。パレスチナのような憎悪の上に憎悪がかさなるような関係とはまったく違うらしい。第三者がよけいな口を挟むのは、北ばかりか南の人たちの神経さえ逆なでしかねないと思う。
『シュリ』はまだハリウッドのイミテーションという印象が拭いきれなかったけど、こちらは本物。男泣きに泣ける、極上の人間ドラマ。
事件を捜査する女性士官は、この作品の中では完全な狂言回しで、ストーリーにはほとんど関係しない。 それどころか聞き取り対象の兵士を次々と自殺に追い込んでいるようで、とんだ死に神(笑)。とても美人だけど。
2001/2/13
ケーブルテレビで『デルス・ウザーラ』を見る。黒沢明がソ連の全面的バックアップを得て撮った作品。アカデミー外国語映画賞受賞。二十世紀初頭、シベリア探検隊の隊長アルセーニエフは、自然とともに生きる猟師、デルス・ウザーラと出会い、その純朴な人柄に惹かれる。二度目の探検で二人は再会し、再び行動をともにするが、
デルスは目を悪くし、山での生活が難しくなってしまう。アルセーニエフはデルスを町へ連れて行くが、デルスは文明の中での生活なじめず、山へ帰っていくことになる。
無類の善人、デルスとの交流と、文明になじめないことからの悲しみとを、壮大なシベリアの大地を舞台に描く。利潤を考えないですむ社会主義国の特質が最大限良い方向に発揮された作品。生涯資金難に悩んだ完璧主義の黒沢にとって、最良のスポンサーだったに違いない。『影武者』ではコッポラやルーカスが、『夢』ではスピルバーグが、『乱』ではフランスが、黒沢を支援した。日本の映画界がもう、黒沢を支えるだけの力を持っていなかったのは、残念。
それにしても、冷戦まっただ中の時代に、ソ連の製作の映画を賞に選べるアカデミーは、大した物だと思う。
ただ、 最後まで見て、言いたくて言いたくて仕方のないことがひとつあった。最新式の銃をあげるより先に、眼鏡くらい作ってやれよ……
2002/2/11
話題の日韓共同製作映画『ソウル』の宣伝文句。
「新世紀フルメタル・アクション超大作!」
……フルメタル??
2002/2/10
ビデオで『アヴァロン』を観る。押井守がポーランドで撮った映画。実写をCGでいじって、ややアニメの雰囲気を加味している。近未来、若者はアヴァロンと呼ばれるバーチャル世界でのゲームに明け暮れていた。主人公アッシュはパーティーを組まないソロの凄腕プレイヤーだったが、かつての仲間マーフィーが「SA」と呼ばれる隠れたクラスを目指して廃人となってしまったのを知り、自らも「SA」を目指す。
プレイヤーは「戦士」「盗賊」「魔導士」「司祭」といった役割の元、一人、あるいは複数の仲間と「パーティー」を組み、経験を上げ、金を得る。主人公が「司教」に仲間を集めるように言うとき、「自分を含めて戦士を三人、盗賊、魔導士も」と言うあたり、『ウィザードリィ』ファンならにやりとしてしまう。銃器や戦車、ヘリ(ハインドらしい)も、かなりマニアのつぼを押さえているらしい。
ただ、そういう枝葉はともかく、話の本筋はというといまいち。虚構と現実といったテーマは押井守らしいけれど、全体的に平易な演出。アニメでやったほうが良かったんじゃないかと思ってしまう。
2002/2/9
友人の家に赤ちゃん(というかすでに幼児) を見に行く。一年経って、立派なデストロイヤーになっていた。でもかわいい。
2002/2/3
ビデオで『キャスト・アウェイ』を見る。トム・ハンクス主演、ロバート・ゼメキス監督。現代のロビンソン・クルーソー。無人島に漂着した主人公が必死に生き抜こうとする様を描く。たまたま持ち合わせていたり、流れ着いたりした、細かい文明の道具を活用しながら自然と格闘するのは
、漂流物のお約束。そういう点でそれほど目新しいところはないけれど、ついに火をおこす場面など、たったひとりで引っ張っていくトム・ハンクスの演技はすごい。帰還後のエピソードにかなりの時間が割かれているので、無人島での大冒険を期待すると肩すかしを食うかも。四年を無人島で過ごして、手製のモリで立派に魚を捕れるようになった主人公のカットはちょっと笑えた。
2002/2/2
ビデオで『PLANET OF THE APE 猿の惑星』を見る。往年の名作『猿の惑星』のリメイク。監督は奇才というか変人というか、ティム・バートン。
原作の「衝撃のラスト」はあまりに有名すぎて誰でも知ってるし、亜流もいっぱい作られたので、さすがに今回はそれほどの衝撃はなし。猿以外にあんまり見所がなかった。たとえばの話、支配する側とされる側に現実の世界のイメージを重ねればそれなりに皮肉の効いた話なんだろうけど、どちらかというと下等な猿の支配から人間が自由を勝ち取ろう、という内容になってる気がする。最後、猿の仲間が主人公に「天から来て世界を救ってくれた」というけど、猿にとってはどう見たって危険なテロリストだし、主人公がこなければ人間を奴隷にして平和に暮らせたんじゃないのか……?最後の最後のオチはいまいち真意が読みとれなかったけど、ひょっとしたらすごく深い意味があったのかな。
敵役の猿の将軍はティム・ロス。その父親に、初代の主役を演じたチャールトン・ヘストン……って、クレジット見るまでわかるか!ほかの猿たちがほとんど直立二足歩行しているなかで、ティム・ロスだけが野生に帰っていた。
2002/2/1
弟が『カウボーイ・ビバップ 天国の扉』のDVDを買ってきたので観る。期待に反しない出来で、とても楽しめた。三十分アニメを三本つなげると90分の映画になると考えているんじゃないかと思わせるような最近のアニメ映画としてはめずらしく、一本の映画として堪能できる。ただ、スパイクとヴィンセントの接点が「同じ臭いがする」だけではちょっと弱いような気もするけど。脚本の人はジョン・ウーの影響を受けていると言っていたらしい。考えてみれば、テレビ版で銃を相手に蹴るあたり、そのまんま「男たちの挽歌II」だなあ。
夜、友人と『シュレック』を見に行く。ドリームワークス制作のCGアニメーション映画。音楽に『メタルギア・ソリッド2』『スパイ・ゲーム』のハリー・グレッグソン=ウィリアムズ。同じCGでも、フォトリアリスティックを追求したFFと違って、CGの良さを引き出している。ダイナミックに動き回るところなど、アニメーションの真骨頂。アニメは動き回ってこそアニメ、と思わされる。話的にもこちらの方がはるかに上。やっぱりFFは方向を見誤ったのか……。動きかたなどを見ていると、CGアニメーションはどちらかというとクレイアニメに近い。アニメと言えばセルアニメの日本はCGを使いこなすことができるかどうか、今後に期待。字幕版だったので、吹き替え版がどんな感じだったのか気になるところ。
夜は友人宅で『男たちの挽歌』二本立て。熱い熱い。
2002/1/5
ビデオで『スティング』 を見る。ポール・ニューマンとロバート・レッドフォードが競演する70年代の映画。しがない詐欺師のフッカー(レッドフォード)は、ニューヨークの大物ロネガンの金に手をだしたことから仲間を殺される。敵討ちを誓うフッカーはカリスマ詐欺師のゴンドルフを訪ね、一世一代の信用詐欺を仕掛けることに。
あまりに有名なテーマ曲
(cinemaINN)と、二十年代を再現した雰囲気がとてもいい。二転、三転するストーリーもスリル満点。ただ、ちょっと悪党が小物すぎるような気も。
あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いしますm(__)m
2001/12/31
映画館で『スパイ・ゲーム』を見る。ロバート・レッドフォードとブラッド・ピット主演。監督は『クリムゾン・タイド』『エネミー・オブ・アメリカ』のトニー・スコット。中国で捕まった若いスパイ、ビショップの師匠であるミュアーが、回想を織り交ぜながら弟子を救い出す頭脳戦を描く。スピーディーな演出に目が回りそうになるけれど、だれることなく見られる。CIAの本部から一歩も出ることなく弟子を救い出すミュアーに脱帽。
2001/12/某日
ビデオで『ラスト・オブ・モヒカン』を見る。イギリスとフランスの植民地争いの舞台となったアメリカで、最後のモヒカン族とともに戦う白人を描く。監督は熱い男を描くのが大好きなマイケル・マン
。冒頭、トレヴァー・ジョーンズのテーマ曲とともに森を疾走する三人がとてつもなくかっこいい。いい映画でした。
2001/12/某日
ビデオで『グリーン・デステニー』を見る。アカデミー賞外国語映画賞を取ったというからどんな内容かと思ったら、これが完全なチャンバラ武侠もの。キャラクターたちが飛びます、飛びます。華麗な跳躍とかそういうレベルではすでにない。京劇的な殺陣や決めポーズはべらぼうにかっこいいけれど、アカデミー賞かと言われるとちょっと首を傾げたくなる。おもしろかったけど。
2001/12/某日
『パール・ハーバー』と比べてみたかったので、ビデオで『トラ・トラ・トラ』をまた見る。もともとはハリウッドの大物プロデューサー、ダリル・F・ザナックが黒澤明に撮らせるはずの企画だったので、そもそもアメリカ資本の日本映画といったおもむき。なにしろアメリカ側はまったくといっていいほどいいところがない。それに引き替え、日本側は源田少佐や山本五十六をはじめとしてキャラクターが光ってる。アメリカ人のアメリカ人によるアメリカ人のための『パール・ハーバー』
と比べてもしょうがない気がする……。けれども、黒人水兵のミラーや、ダニー&レイフもどきもちゃんといて、構図などもそっくり。ぱくりと言うよりは、忠臣蔵みたいな史実に基づいたお約束があるんだろう。時間配分的には、『パール・ハーバー』で主人公たちがいちゃついてる時間がそのまま情報戦に置き換わった感じ。硬派な映画が好みなひとにはこちらのほうがおすすめ。
ちなみに日本側の監督の一人は『バトル・ロワイヤル』の深作欽二。
2001/12/15(?)
OAシステムプラザでASUSのマザーボードとDuronの950を買ってくる。
夜、さっそく組み立てる。は、早い……でもハードディスクが2GBというアンバランスさがつらい。
近いうちに買い換えよう。
2001/12/13(?)
四年と半年のあいだ使っていたPC9821が壊れる。"MiconError"というよく分からない表示。仕方ない。新しくマシンを作るか……
2001/12/6
思わず『パール・ハーバー』のDVDを買ってしまう。これで晴れて非国民の仲間入り♪。前半の『ビバリーヒルズ青春白書・真珠湾特別編』はどうでもいいので、とりあえず真珠湾攻撃のシーンだけ観る。なぜか山本五十六が司令官をやっていたり(本当は南雲忠一中将)、零戦の色が違ったりしているので、戦記マニアには噴飯ものだろうけど、とりあえず金のかかった画面づくりを楽しむ。ラジー賞(別名最悪映画賞)の獲得に期待がかかるところだけど、時節柄、下手をするとアカデミー賞ノミネートなんてことになりかねないので怖い。日本人もアメリカ人も心をひとつにして叫びましょう。「リメンバー・『パール・ハーバー』!」
2001/12/4
ビデオで『ライジング・サン』を観る。『ジュラシック・パーク』のマイケル・クライトン原作のサスペンス。日系企業で起こったコールガール殺害事件の捜査に乗り出した二人の刑事は、日本的な慣習にとまどいながらも捜査を進めるうち、意外な真実を突き止める。日本通の刑事にショーン・コネリー。企業の社長にマコ・イワマツ。ちんぴらにケイリー・ヒロユキ・タガワ(日本人というとこの二人しかおらんのか……)。あちこちで国辱ものとの噂を聞いていたので、わくわくしながら観る。期待通りのアヤシイ描写の数々。「フジャケルナ!」ション・コネリー、吠える!「アイム・ベリー・ベリー・オコッタ!」ション・コネリー、怒る!壁に貼られた伝説の広告「シパンゴ・ビール」。企業の名前は「ハマグリ社」。極めつけはふんどし姿で女体盛りを前にするケイリー・ヒロユキ・タガワ。
でもまあ、ネイティブの耳になじまないアヤシイ名前を付けるのは日本のアニメ・漫画もそうだし(銀英伝でさえ!)、物議をかもした女体盛りも、ある意味たいして珍しくないし、やくざがやっているという設定なのでまだ許せる。あらためて外国人の手で映像化されると屈辱だろうけど、ギャルゲーとかだと良くある話だし……。サスペンス部分はそれなりにおもしろいので、話のネタに観ておくのはいいかも。
2001/11/26
弟が『メタルギア・ソリッド2』を買ってきたので観る。オープニングの音楽があからさまにメディア・ベンチャーズ系だと思ったら、『ザ・ロック』や『クリムゾン・タイド』にも関わっているハリー・グレッグソン=ウィリアムズという人だった。アメリカでのゲームの人気が高いことを見越してのオファーらしい。テーマ曲はいい感じ。今回はオタコンもスネークもなんか壊れてる。
2001/11/25
ビデオで『スリーピー・ホロウ』を見る。18世紀末のアメリカ。スリーピー・ホロウと呼ばれる小さな村で、村人が首を切られる連続殺人事件が起こる。村人は「首無し騎士」の仕業だとおそれるが、思考と理性を信奉する捜査官イガボットは、科学的な捜査によって真犯人を突き止めようとするが……。
監督は最近『猿の惑星』を作ったティム・バートン。主演はジョニー・デップ。閉鎖的な村でオカルティックな殺人とくれば、横溝正史かはたまた江戸川乱歩か。ただ、それらと決定的に違うのは、「首無し騎士」が実在すること。あわれイガボット君は、愛する科学も理性も通用せず、村でゲットした助手の小林少年モドキとともに振り回されることに。首無し騎士は女子供も容赦なし。盆栽のように次から次へと刈り取ってくれるのだけど、不思議とそれほどグロテスクな描写にはなっていない。適度なユーモアもあって、十分楽しめるホラー・サスペンスになっていると思う。1800年を新世紀としているのはご愛敬。
2001/11/24
ビデオで『エリザベス』を見る。カトリックとプロテスタントの仁義無き戦いが続くイングランド。プロテスタントでありながら王位についたエリザベスを取り巻く陰謀の渦を描く。
イギリスで作られた映画なので、イギリス人たちにとって自明の事については極力説明が省かれる。そのため、ほとんどの日本人にはわかりにくい映画になっている。ダドリー卿やウォルシンガム卿は小説なんかでは有名なんだろうけど、僕はよく知らないので、ちょっと混乱。陰謀の全体像を把握するのが難しい。意味のよく分からないシーンもある。ウォルシンガムはスコットランドのメアリー女王と何をやってたんだろう……。
2001/11/22
『ゴッドファーザー』のDVDコレクションが欲しい今日この頃。でもちょっと高い。
2001/11/18
ビデオで『バックドラフト』を見る。部分的に見たことはあるけど、通してみたのは初めて。英雄的な消防士の兄と、いまいちぱっとしない弟の絆を描く。ロバート・デ・ニーロが放火犯を捜査するサスペンスも同時進行。監督は『アポロ13』『身代金』のロン・ハワード。
実際に炎の中で撮影したれた火事のシーンは、生き物の様な炎の動きに目を見張る。立ち向かう男達がひたすらアツイ。炎もアツイけど、ハンス・ジマーのスコアもアツイ。ラスト、死んだ兄を弔い、再び火事場へと向かうシーンに流れる『Show me your fire truck』は名曲。「料理の鉄人」だなんて言う奴はだれだあ。
2001/11/17
ビデオで『ディアボロス』を見る。キアヌ・リーブスとアル・パチーノの共演。やり手の若い弁護士ケビン(リーブス)は、ニューヨークに本拠地を置く巨大な法律事務所のボス、ミルトン(パチーノ)にスカウトされる。ケビンは困難な弁護を次々と成功させて栄達していくが、やがてミルトンの隠された恐るべき秘密を知り、対決する。
法廷サスペンスだとばかり思って見ていたら、中盤からどういうわけか怪物がちらほら出てきて、オカルトな雰囲気が漂ってくる。実はミルトンはサタンの化身で、法律を駆使して悪を手助けしているというイカれた設定にぶっ飛ぶ。話はともかく、主人公との対決の場面でアル・パチーノが見せる、文字通り悪魔的な演技には鳥肌が立った。本当に悪魔のように見えてくるからすごい。それを見られただけでも、借りてきた価値があった。
2001/11/11
結局『タイタニック』と『シン・レッド・ライン』は見られないまま返す。
2001/11/10
ビデオで『ホワイトアウト』を見る。織田裕二主演のアクション映画。人質を取り、ダムに立てこもったテロリストを相手に、ダムの職員が立ち向かう。
話としては典型的な『ダイ・ハード』もの。オリジナリティもちゃんと加わっていて、良くできている。といってもそのへんは原作に負うところが大きいのだろうけど。良い原作をうまく映画化できているか、というと、少し不満が残る。もっとロングショットがあってもいいし、長回しがあってもいい。ダムや雪山の巨大さ、雄大さがもっと堪能できるとよかったと思う。全体的には水準以上のでき。
どうでもいいけど、織田裕二の死んだ親友を石黒賢がやっている。……『振り返れば奴がいる』?
父親が観たいというので『大脱走』のDVDを買ってくる。
2001/11/7
ビデオで『ユリョン』を見る。韓国の潜水艦物。艦長を射殺した罪で死刑となった少佐は、命を助けられ、韓国軍が極秘で配備した原子力潜水艦「ユリョン」の乗員番号”431”となる。乗組員は全員、過去を抹消された人間たち。アメリカや日本の目をくぐり抜け、公海に出る。ところが山中副長、じゃなくて副長”202”が反乱を起こし、海江田艦長を殺害。日本に向けて核を発射しようとする。
あからさまに『沈黙の艦隊』+『クリムゾン・タイド』なのが笑える。作中では日本が原子力潜水艦を建造しているのは公然の秘密だそうで、きっといまごろはナルシストな艦長がチタン製の船体にナイフで艦名を掘ってたりしてるんだろうな。
パクリと笑うのは簡単だけど、ちゃんとエンターテイメントになっているので、その点だけでもほとんどの日本の娯楽映画には勝る。日本の映画関係者に笑う資格はなし。ただ、『シュリ』と違って、今回は敵役の副長がなぜそこまで核を発射したがるのかいまいちよくわからないのが惜しい。そのせいで観ている方はぜんぜん感情移入できないので、ちょっと盛り上がりに欠ける。でも主人公と副長は熱くていい。
副長がアメリカや日本に虐げられてきたことを訴えるシーンがあるけど、映画の作りはハリウッド映画そのものだし、音楽もハンス・ジマーライクなので全然説得力ないぞ。
2001/11/5
ビデオで『13デイズ』を見る。ケネディ兄弟の全面核戦争の危機を回避するための闘いを描く。キューバ危機はアメリカの海上封鎖の前にソ連が輸送船を撤回して回避されたと簡単に覚えていたので、そのシーンがきたとき「もう終わりか」と拍子抜けしたけれど、まだまだ先があった。これは今回初めて知った。
歴史の教科書で見る名前がオールスターで出演。アメリカ人ならだれでも知っているのかもしれない名前も、なじみがないから整理するのに一苦労。ケネディ兄弟、ラスク国務長官、マクナマラ国防長官まではともかく、ケビン・コスナーの演じるオドネル特別補佐官なんて存在すら知らなかったし、軍の高官も知らない名前ばっかり。字幕を読みつつ、状況を整理しながら、次から次へと出てくる名前を追うのはちょっと大変。でもとてもおもしろかった。ケネディ兄弟とオドネル補佐官はアイルランド系のカトリック教徒で、アメリカのエリート層であるWASP(ホワイト・アングロサクソン・プロテスタント)からは低く見られていたらしい。その辺の宗教的事情も顔を見せて興味深い。
できればソ連の側の視点で作られたキューバ危機の話も見てみたいけど、ロシアはそういうの作らないのかなあ。
近所のTUTAYAが200円均一だったので調子に乗って準新作をたくさん借りてしまったけれど、全部見るのが大変そう……。しかも父親の指令でさらに『タイタニック』と『シン・レッド・ライン』の重量級2作を借りてくる。一週間で見られるのかな……
2001/11/4
ビデオで『ディープ・インパクト』を見る。監督は『ER』『ペイ・フォワード』のミミ・レダー。制作はスピルバーグ率いるドリームワークス。『アルマゲドン』と同時期に公開されてよく比べられる作品。地球に隕石が衝突する危機が訪れ、宇宙飛行士を派遣して核で破壊しようとするまでは『アルマゲドン』と同じ。さすがに穴掘り職人を派遣しようとか考える奴はいないけど。全体的には地球最後の日を迎える人々の姿を描くことに力点が置かれている。彗星の衝突シーンは、CGと分かってはいるけれど、なかなかの迫力。『アルマゲドン』と比べれば、こちらのほうが遙かに良くできていると思う。露骨なお涙頂戴と言えばそれまでだけど、実際ジーンと来てしまったのだから嘘はつけない。監督が女性と言うこともあると思うけど、すごく女性的な映画。個人的に、五段階評価でこちらを4とすれば、『アルマゲドン』は3くらい。でもマイケル・ベイ監督をひいきしてるので、ちょっとプラスして3.5。どっちも好きだけど。それにしても黒人のモーガン・フリーマンが大統領とは……
観終わった後で、テレビで『BROTHER』がやっているのに気が付く。北野映画はタランティーノなんか問題にならないくらいイタイので苦手。
2001/11/3
ビデオで『英雄の条件』を見る。監督は『フレンチ・コネクション』『エクソシスト』のウィリアム・フリードキン。主演はサミュエル・L・ジャクソンとトミー・リー・ジョーンズ。検事役に、『L.A.コンフィデンシャル』のガイ・ピアース。海兵隊の英雄である大佐(ジャクソン)は、イエメンで民衆に包囲された大使館の救出作戦で、民衆に向けて発砲を命じたことから軍法会議にかけられる。弁護士に選んだのは、ベトナムでの戦友(ジョーンズ)。会議では、大佐の命令の是非をめぐって激しい論戦が繰り広げられる。
民衆に発砲した大佐が糾弾されるだけならわかりやすいけれど、この映画では民衆が銃を持ち、暴徒化していたかどうかが争点になる。被告の大佐の行為を徹底的に弾劾するでもなく、戦場を知らないまま味方を責める自虐性を嘲笑するでもない。途中、民衆の発砲する姿がインサートされるけど、これはどちらかというと大佐の主観的な映像として描かれていると思う。後に残るのは、どちらが悪いと完全に決めつけられない複雑な気分。でも、せめて威嚇射撃はするべきだと思うけど……
どうでもいいけど、サミュエル・ジャクソンとトミー・リー・ジョーンズが殴り合ったら、互角なわけないと思う。
2001/10/30
ぱっけくんに誘われて『キャッツ&ドッグス』 を見に行く。CGを駆使して描かれる、犬対猫の決死の闘い。日本語版だったけれど、これは日本語版の方がおもしろいかもしれない。冒頭の『スパイ大作戦』のパロディで完全にノックアウトされる。あとはもうなされるがまま。1時間半があっというまに過ぎてしまう。演出のテンポがちょっと早すぎるかな、と思うこともあったけれど、総じてとてもおもしろかった。みんなで笑いながら見るのがよし。でも、猫が悪役なので、猫好きにはちょっと抵抗があるかも。少年の父親の科学者は、どかで見たなーと思って調べてみたら、『ジュラシック・パーク』の数学者イアン・マルカムをやってた人でした。ぱっけくん今日はありがとう〜(^^)
2001/10/28
ビデオで『ライフ・イズ・ビューティフル』を見る。99年度のアカデミー外国映画賞受賞作。
前半、叔父を頼って本屋を開くために町にやってきたユダヤ系イタリア人のグイドは、ひょんなことからドーラという娘に一目惚れし、積極的にアプローチする。ドーラにはすでにフィアンセがいたが、そんなことはお構いなし。すったもんだのあげく、結婚にこぎ着ける。そこまでは完全などたばた喜劇。脳天気な性格と機知で幸せをつかむグイドの姿がとてもおもしろい。ところが後半、ナチスのユダヤ人狩りが始まり、一気にしゃれの通じない世界になってしまう。前半のコメディ色はどこにもなく、沈鬱な雰囲気に覆われ、グイドと息子もまた、強制収容所に入れられてしまう。しかし、そんな中でグイドだけは、息子のために明るさを忘れない。収容所をゲームだと説明し、息子に恐怖を与えないよう、最後までそれを貫き通す。絶望的な状況の中で笑顔を絶やさない姿に胸が締め付けられる。悲劇なのだけど、笑いがそれを緩和してくれる。ラストもちょっとした笑いと救いがあり、とてもよかった。これは名作。
2001/10/27
ビデオで『トゥルー・ロマンス』を見る。映画オタクで、ジョン・ウーオタクで、ソニー・千葉(千葉真一)オタクで、深作欽二の『仁義無き戦い』を五十回以上見たというクエンティン・タランティーノの脚本を、トニー・スコットが監督。
ビデオ屋でバイトするクラレンスは、コールガールのアラバマと恋に落ちる。ポン引きと話をつけに行こうとしたところ、いさかいになり、ポン引きを殺してしまったあげく、大量の麻薬を間違えて持ってきてしまう。それを映画プロデューサーに売って大金を手に入れようとするが、マフィアの追っ手が迫り、警察も動きだし、バイオレンスが加速する。
とにかく全編でタランティーノのオタク魂が炸裂。冒頭、クラレンスがエルビスを語るシーンでは『監獄ロック』がやっているし、クラレンスとアラバマが知り合うのは、ソニー・千葉のカンフー映画三本立てをやってる映画館。クラレンスがビデオ屋でバイトしてるのはそのまんまタランティーノだし、自宅でアラバマと見ているのはジョン・ウーの『男達の挽歌 PartII』。映画プロデューサーをくどく時にも、映画ネタが満載。さすがに全部は分からない。
基本的にバイオレンスは苦手なので、これは名作なんだろうと思うけど、ちょっと好きにはなれなかった。けれども、タランティーノのシナリオはお見事。『パルプ・フィクション』もそうだったけど、死に至る狂気を与太話で盛り上げていく手腕はさすが。異常に豪華な俳優陣も見物。
2001/10/19
ビデオで『マーシャル・ロー』を見る。デンゼル・ワシントン主演。ニューヨークのブルックリンで爆弾テロが発生。犯人の要求は、米軍に極秘にとらえられたイスラム指導者を解放すること。その意味が分からないFBI捜査官ハバード(ワシントン)は、CIAの女性捜査官と共に犯人探しに奔走する。しかし大規模化するテロに為すすべもなく、政府はついに建国以来初めてニューヨークに戒厳令(マーシャル・ロー)を発動する。アラブ系米国人が次々と理由無く逮捕されていく中、ハバードはテロ犯を突き止め、さらに、イスラム指導者逮捕の裏にいた陸軍の将軍(ブルース・ウィリス)とも対決する。
本物の事件後に見たので、映画のリアルさと、それを遙かに凌ぐ現実にあらためて驚かされ、薄気味悪いほど。ただ、映画そのものはいまひとつ。テーマがあちこちに飛ぶので、盛り上がりに欠ける。それにしても何に驚いたって、一番驚いたのは、「ブ、ブルース・ウィリスの頭に髪の毛が(ちょっと)たくさんある」……カツラだそうで。
2001/10/16
前から欲しかった『ザ・ロック』のDVDを買う。にやり。
2001/10/13
ビデオで『クイズ・ショウ』を見る。監督は「僕が女を知らない男に見えますか」と言って『卒業』の主役を蹴ったロバート・レッドフォード。テレビが大衆の娯楽となって間もない50年代、人気クイズ番組で起こった八百長疑惑を描く。今では何でもないような他愛もないやらせだけれども、テレビの黎明期だった当時としては、新しいメディアの信頼に関わる一大事件だったらしい。見ているこちら側に一大事件という認識がないので、いまいち迫力に欠けるのが残念。そのあたりの時代背景をもっと描いて欲しかった。
2001/10/11
神社にはにわにわとりがいた……
2001/10/10
ビデオで『どら平太』を見る。黒澤明、市川昆、木下恵介、小林正樹の四人が結成した「四騎の会」による脚本を、市川監督が映画化。主演は役所広司。周りを固めるのは大滝秀治、加藤武、片岡鶴太郎、宇崎竜堂、石橋蓮司、菅原文太といったアツいメンツ。最近珍しいストレートな痛快時代劇ということでかなり期待していたのだけど、今ひとつすっきりしないのはなんでだろう。あちこちでいい評判を聞いていたのだけど、とてもそれほどとは思えなかったのは、洋画ばっかり見ていたツケなのか、それとも単に見る目が無いのか。うーん……。
市川昆という監督がなんで巨匠と呼ばれるのかもよく分からない。役所広司といえば、ずいぶん前にテレビでやっていた『三匹が切る』なんかの方がよっぽど面白かったと思うけど……。
2001/10/8
キッズステーションで『マイアミ・ガンズ』というアニメがやっていたので流し見。タイトルからしてパロディだけど、内容もおもしろかった。『マトリックス』や『2001年宇宙の旅』のパロディに大爆笑。
2001/10/7
ビデオで『シビル・アクション』を見る。ジョン・トラヴォルタ主演の法廷もの。法廷で勝訴することよりも、高額の和解金で示談をまとめることを目的とする傷害専門の弁護士が、会社の環境汚染によって子どもたちを失った親たちのためにすべてをなげうって戦う姿を描く。実話を元にした話ということで、法廷ものの定番である逆転劇はあるものの、映画的な大団円というよりは、むしろ現実的なラスト。トラヴォルタはどちらかというと悪役をやった方が光ってると思う。それにしても『インサイダー』もそうだったけど、組織を相手に戦うとき、個人の抱えるリスクは計り知れない。
2001/10/6
夜、ゴールデン洋画劇場から新しく名前を変えた「ゴールデンシアター」で『金融腐食列島 呪縛』がやっていたので、絵にペン入れをしながら見る。前にもビデオで見たけれど、やっぱりおもしろい。仲代達矢の存在感は圧倒的。このクラスの映画が年に一本ずつくらい作られれば、日本映画も元気が出てくるのに……。
2001/10/5
午前中、半分スクウェアにカンパする気持ちで映画館に『ファイナルファンタジー』を見に行く。底引き網でかっさらうようにして世界22ヶ国から集めた一流のスタッフによるCG
は確かにすごい。多少なりともCGをかじった身としては、心底うらやましくなる。けれども、CGならではというシーンがほとんど無かったのが残念。驚異的な技術で実写にせまればせまるほど、CGとしての存在意義が薄れる矛盾。これなら『シュレック』の方がよほどCGアニメとしておもしろそう。見た目はハリウッド映画だけど、どちらかというとジャパニメーションのテイストが強い。良くも悪くもFF。
映画としてすごく面白いかと言われると決してそうでは無いけれど、技術を堪能できたのでとりあえずよし。
夜、今度は弟がFFを見に行きたいと言い出したので、連れていくついでに『コレリ大尉のマンドリン』を観る。二連チャンは二年前の『梟の城』『マトリックス』以来。第二次世界対戦下、ギリシャのケファロニア島はイタリア軍とドイツ軍によって分割占領されることになった。しかしイタリア兵達は実戦経験が無く、陽気に歌と踊りを愛し、美しい島で住民と交流を深めていく。島の娘ペラギアは、背中にマンドリンを背負った風変わりな大尉にしだいに惹かれるようになる。やがてイタリアが連合軍に降伏し、兵士達は故郷に帰れる喜びに沸き立つ。しかし、それが悲劇の始まりだった。
史実を元にした重いドラマ。前半が陽気なだけに後半の悲劇が辛い。海の青さ、マンドリンの音色など、いろいろな美しさが印象的。とてもいい映画でした。
2001/10/4
『スパルタンX』の名前が出てこなくて三十分ほど悩む。むう。
2001/10/2
バイト先の近くにあるブック・オフで映画雑誌が一冊百円だったので買ってくる。お目当てはスター・ウォーズの「エピソードI」の特集。前からファンタジー風の長衣が上手く描けなかったので参考にする。個人的に、映画雑誌は絵描きにとって最高の資料集だとおもう。美男あり、美女あり、ナイスガイあり、ファンタジーあり、時代劇あり、ミリタリーあり、メカあり、なんでも参考になる。古本で買えば二年くらい前のなんて二束三文で売ってるしね。
2001/10/1
ビデオで『ハードボイルド 男達の挽歌外伝』を見る。すでに監督と主演が同じという以外になんの名残もないけれど、ジョン・ウーらしさに溢れた熱いアクション。とにかく使われている火薬の量が半端でない。ビルの中で打ちまくる姿をワンカットの長回しで撮るとんでもないシーンもあり。病院での闘いは壮絶のひと言。
これでジョン・ウーの監督による挽歌シリーズは全部見たと思うけれど、個人的にはやっぱりPartIIが一番面白かったと思う。
2001/9/30
ビデオで『マッド・シティ』を見る。主演はジョン・トラヴォルタとダスティン・ホフマン。ひょんなことから人質を取って博物館に立てこもることになってしまったサム(トラヴォルタ)と、たまたま現場にいたために特ダネとして報道しようとするジャーナリストのマックス(ホフマン)が、マスコミの波に翻弄される。マックスは世論の同情を集めてサムを救おうとするが……。
マスコミの加熱した報道ぶりを描いた映画としては標準的。例によって、マスコミには嫌な奴がうじゃうじゃ。そのなかで一人、ホフマンが奮闘する。それなりに面白いけれど、嫌な奴らがそのまま、というのが個人的には嫌。後味が悪い。
2001/9/27
神社で子猫四匹に囲まれる。か、可愛すぎる……
2001/9/26
文里けいた氏から借りていた田中芳樹の新刊『バルト海の復讐』を読み終わる。取り立ててすごいところがあるわけでは無いけれど、手堅い手腕で無難に読ませてくれる。 けれども、お願いだから新作より先に続編を書いて下さい……
2001/9/23
ビデオで『ダンス・ウィズ・ウルブス』を見る。ケビン・コスナーが制作、監督、主演をこなしたアカデミー受賞作。南北戦争時代、開拓最前線に赴任した士官が、スー族と心を通わせる。雄大な西部の自然と、音楽が気持ちいい。異文化の地にやって来た白人が土地の人々と解り合い、土地の争いに巻き込まれ、一緒になって戦う、などのストーリーは、どことなく『将軍』を思わせるけど、たぶん考えすぎか。メイキングでコスナーは、「ハリウッド流の派手な演出は嫌だ」と言っていたけど、この後『ウォーター・ワールド』なんか作ってしゃれにならないほどこけた人の言葉とも思えんぞー。
2001/9/22
『ケロロ軍曹』の四巻を買ってくる。あいかわらずマニアックなネタのオン・パレード。隅の方でやってる細かいギャグがいちいち面白い。個人的には最後の「ポールに乗って」が一番うけた。このひとはドラえもんネタが多くて好き。虫歯の話の元ネタはウルトラマンセブンだとむぎなさんに教えてもらう。
2001/9/21
名駅の高島屋で「きたのじゅんこ版画展」を見る。色鉛筆の柔らかいタッチが最高。
2001/9/ 15
ビデオで『グリーン・マイル』を見る。不思議な力を持った心優しい死刑囚と看守との心のふれあい。看守役にアカデミー常連男のトム・ハンクス。他に、めずらしく敵役でないジェームズ・クロムウェルや、ほんのちょっとしか出てこないケビン・スペイシー。心の優しい人ほど辛い思いをしなければいけない現実が悲しい。憎まれ役を市長の甥の看守が一手に引き受けていて、その人間離れした嫌な奴ぶりで話を盛り上げてくれる。とてもいい映画でした。
2001/9/11
テロの日。
断言してもいいけど、何年か後にはジェリー・ブラッカイマー制作で映画が作られると思う。監督はやっぱりマイケル・ベイかな。どうせなら音楽もハンス・ジマーでやってほしい。それからしばらくして、今度はオリバー・ストーンの監督で反省の意味を込めた映画が撮られたりするんだろう。アメリカの映画界にはある種の自浄作用があっていい。
2001/9/9
ビデオで『インサイダー』を見る。主演はアル・パチーノとラッセル・クロウ。人気報道番組『60ミニッツ』のプロデューサー、ローウェル(パチーノ)の元に、たばこ会社の内部資料が届けられた。たばこの有害性を立証する可能性を得たローウェルは、たばこ会社の元重役、ワイガンド(クロウ)に協力を求め、たばこの有害性を証言するインタビューを放映しようとする。しかし、たばこ会社は様々な手段を駆使して、ワイガンドのインタビューを放映できないように圧力をかけてくるのだった。
実際にあった出来事を実名で描いたドキュメンタリー・ドラマ。脚色はあるものの、基本的に事実であるという話。ここまで実名でやっていいのか、と思わず心配してしまうほど。それだけに鬼気迫るものがあり、三時間近い長尺をまったく飽きさせない。とてもおもしろかった。
ところで、アメリカ国内でたばこを売りにくくなったたばこ会社は、海外に市場を求めるようになったらしい。その国では比較的喫煙がゆるやかで、町中に自動販売機があり、その気になれば誰でもたばこを買うことが出来る。その国は、日本。
2001/9/8
ビデオで『狼 男達の挽歌最終章』を見る。「男達の挽歌」といっても、シリーズとは何の関係もない。スティーブン・セガールの沈黙シリーズみたいな物か。自分のせいで目が見えなくなった女性を助けるため、殺し屋が戦う。はみ出し者の警官との友情、殺し屋の仁義、友との義理など、ハリウッドに行ってからはあまり見られなくなった湿度の高い男の世界が描かれる。個人的には、PARTIIのような爽快感が無かったのが残念。
2001/9/4
ビデオで『狼たちの絆』を見る。当たりはずれの落差が大きいジョン・ウー作品。今回ははずれ。
2001/9/3
ビデオで『レッド・オクトーバーを追え』を見る。トム・クランシー原作のジャック・ライアンシリーズ第1弾。ロシアの最新鋭原子力潜水艦が突然軍を離脱した。艦長の真意は何か?一歩間違えれば米ソの全面戦争に発展しかねない中で、ライアンは艦長の目的をアメリカへの亡命と判断し、奔走する。
以前テレビで見たときはそれほどではなかったけれど、改めて見るととても面白かった。どうでもいいけれど、かわぐちかいじはアメリカの新聞で「日本のトム・クランシー」と紹介されていたらしい。
2001/9/2
兄弟で映画を見に行く。でも、わけあって弟たちが『カウボーイ・ビバップ』を見ている間、一人で『A.I.』をみる。未来を舞台にした「キノピオ」。スタンリー・キューブリックの原作ということだけれど、完全にスピルバーグの作品。ただ、後半は少し『2001年宇宙の旅』を連想させる部分あり。特に目新しい所はないけれど、十分な演出力で飽きさせずに見せてくれる。オズメント君もいいけれど、熊のテディがさらにラブリー。ちょい役の女の子もやたら可愛かった。
2001/8/30
ビデオで『エアフォース・ワン』を見る。主演はハリソン・フォード。監督は『Uボード』『ザ・シークレットサービス』『アウトブレイク』のウォルフガング・ペーターゼン。大統領専用機「エアフォース・ワン」がカザフスタンの国粋主義者(ゲイリー・オールドマン)にハイジャックされる。犯人は投獄された独裁者の釈放を要求し、30分たつごとに人質を殺すと脅迫する。脱出したと見せかけて機内に潜んだ大統領は、家族を奪い返すため、必死の反撃を開始した。
テロには決して屈しないというアメリカの決意に溢れた作品。昔、日本の政府は「人の命は地球より重い」とハイジャック犯の要求をのんだ事があった。どちらがいい、悪いという次元の話ではないけれども、アメリカは常に国際的な責任とリスクの元に動いている。しかし、大統領自身の家族が人質となったとき、同じ様な対応がとれるのかどうか?誰にもわからない。
ちなみに大統領自身が人質となった場合、合衆国政府は大統領を解任できるとのこと。どうやら合衆国大統領ほど人質にして割のあわない人間はいないらしい。
ゲイリー・オールドマンが相変わらずキレている。彼が退場してからは少し退屈。最後の救出作戦はちょっと疑問。一人一人移して行くよりも、人数分のパラシュートを持っていってあげた方が良かったんじゃないかな……。
2001/8/29
ケーブルテレビで映画『ドライビング Miss
デイジー』を見る。金持ちのユダヤ人のばあさまと、運転手をつとめる黒人のじいさまとの心のふれあいを描く。孤独な老年期になって、最良のパートナーを得られる喜び。とてもいい映画。
2001/8/28
ケーブルテレビで映画『ユージュアル・サスペクツ』を見る。ケビン・スペイシー主演の犯罪映画。港に停泊していた船上で、麻薬をめぐって争いがあり、船は炎上。現場にいたほとんどの人間は死んでいた。生き残りのハンガリー人は、おびえたように「カイザー・ソゼ」という名を繰り返す。一方、もう一人の生き残り(スペイシー)の口からは、6週間前の出来事が語られていった。カイザー・ソゼとは、何者なのか。単なる伝説なのか、それとも実在するのか?
主演のスペイシーは、『評決のとき』の検事、『交渉人』でサミュエル・L・ジャクソンと互角に渡り合うライバル、『L.A.コンフィデンシャル』のごろつき風刑事などを演じていて、好きな俳優の一人。本作でオスカーをとっている。わりと特徴のない顔つきなのに、アクの強い役が多いらしい。最後のどんでん返しは途中で想像がついてしまったけれど、面白かった。
2001/8/27
前から気になっていた『フルーツバスケット』の1、2巻を本屋で買ってくる。とてもおもしろかった。ていうか泣けた。続巻も買わねば。なんだかアニメも見たくなってきた。
2001/8/26
水鏡ゆーきくんが家に来きたついでに、『少女少年』(やぶうち優)を見せてもらう。あまりに純情な展開に赤面しつつも、面白く読む。とくに4巻は面白すぎる(笑)。男の子が女装して芸能界デビューするという一発ネタでこれだけ引っ張れるのはすごい。また面白い少女漫画を紹介して下さい。
2001/8/22
ビデオで『クリムゾン・タイド』を見る。前にもビデオ見たし、テレビでも何度も見たけれど、やっぱり面白い。主演は『マルコムX』『ペリカン文書』等のデンゼル・ワシントンと、『フレンチコネクション』『エネミー・オブ・アメリカ』等のジーン・ハックマン。監督はリドリー・スコットの弟でコンスタントに良作を作れるトニー・スコット。音楽にハンス・ジマー。
ロシアでクーデターが起こり、核が発射される危険が増したため、アメリカは核を搭載した原子力潜水艦アラバマを出動させる。しかし、核の発射の是非を伝える暗号電文が敵の攻撃により途絶えてしまったため、命令が核攻撃を促すものか、中止するものかわからない。当初の命令通り核を発射しようとする艦長(ハックマン)と、命令の確認を主張する副長(ワシントン)との間に対立が生じる。
ジェリー・ブラッカイマー制作ということで、内容が薄っぺらとの批判もあるけれど、個人的には潜水艦物の傑作だと思う。冒頭のアラバマ出撃シーンからひたすら燃える。ジーン・ハックマンは頑固で偏屈なオヤジをやらせたら右に出る物はいない。結末は分かり切っているのだけれど、そこに持って行くまでの演出力はさすが。DVDがあったら買ってもいいなあ。
2001/8/19
ビデオで『スペース・カウボーイ』を見る。クリント・イーストウッド主演の宇宙活劇。故障したロシアの通信衛星に搭載された誘導装置は、かつてアメリカのスカイラブに搭載されていたものと同じ構造だった。しかし、あまりに古かったため現役の技師では対処できず、当の制作者(イーストウッド)を筆頭として、かつて宇宙を目指しながら挫折した「チームダイダロス」が再結成されることになる。
七十近い老人を宇宙に送って衛星を直すという、『アルマゲドン』並に無茶な話。けれども、ジョン・グレン議員が実際に再び宇宙へ行ったおかげで、幾分現実味を帯びることができたよう。前半は『ライト・スタッフ』後半は『アルマゲドン』といった構成。『アルマゲドン』がハッタリとスペクタクルと音楽で押し切ったのに比べ、こちらは再び夢に向かう老人達の姿をカタルシスたっぷりに描いてくれる。ダイダロスのメンバーにトミー・リー・ジョーンズ、ドナルド・サザーラント、ジェームズ・ガーナー。彼らの上司で、憎まれ役を引き受けるのは、最近そんな役ばっかりのジェームズ・クロムウェル。とにかく老人達が格好いい。若者を導こうとか、そういう殊勝な心がけの人格者はどこにもいない。立ちはだかる関門はシルバーパワーで吹き飛ばしていく。とくにサザーラントのダンディなおじさまっぷりにはほれぼれしてしまう。ただ、宇宙に出るまでを時間をかけて描いたせいか、宇宙での活躍がいまいち説明不足で、わかりにくくなってしまったのが残念。でもおもしろかった。
そういえばサザーラントは『ファイナル・ファンタジー』でも声を当ててるなあ……
2001/8/18
ビデオで『U-571』を見る。第二次世界大戦下を舞台にした潜水艦物。ドイツ軍のUボートに積まれた暗号機「エニグマ」を奪取するための闘いを描く。主演は『評決のとき』『アミスタッド』のマシュー・マコノヒー。前半、出撃するまでのシーンがややもたつくものの、Uボートに乗り込んでからはテンポよくすすむ。駆逐艦との戦闘は、『眼下の敵』からの影響が大きいか。ただ、『眼下の敵』に比べて、潜水艦物に必要な駆け引きの要素が少し弱い。ドイツ軍の駆逐艦の様子ももう少し描いて欲しかったところ。全体的には水準以上の出来。ただ、マコノヒーが艦長をやる潜水艦にはあまり乗りたくないなあ……
2001/8/17
自分の感覚が少し他とずれているのか、と悩む。他の人がいい、という絵がそう思えないとき。自分が好きな絵が、他の人にそうでない、と言われたとき。ゲームの『ヴァルキリー・プロファイル』の絵は大好きなのだけど、ゲームをやっていた友人のほとんどは絵だけがいまいちと言っていた。あのゲームから絵をとったら何も残らないんじゃないかと思うんだけど、そうでもないのか……。人の作品について言っているうちは、『誰がなんと言おうと俺は好きなんだ』で済むけれど、自分が絵を描く立場としてはかなり複雑な気持ち。うーん、難しい。
2001/8/14
ビデオで『眼下の敵』を見る。四十年くらい前の映画。潜水艦ものにはずれなし、と言われるだけあって、緊迫した展開、敵同士の艦長の間に芽生える尊敬と友情など、名作の名に恥じない出来。『沈黙の艦隊』『クリムゾン・タイド』など近年の潜水艦物が大きな影響を受けているのがわかる。ただ、どうしても今見ると古さを感じてしまう。率直に言うと、退屈。『クリムゾン・タイド』と比べれば、『眼下の敵』の方がきっと作品としては格が上なのだろうけど、やっぱり『クリムゾン・タイド』の方が純粋に燃える。これはたぶん、ほとんどすべての古典的娯楽作品に当てはまるのだろう。『ナバロンの要塞』も『七人の侍』もそう。さて、次は『U-571』で行くか……。
2001/8/9〜10
東京ビッグサイトを目指して東名を一路東へ。首都高を使ったので意外とすんなり目的地に着く。五時から十時まで寝たあと、のそのそと会場へ。人混み嫌い……。友人のスペースを行ったり来たりしている内に時間が来てしまう。夕方、ネットの知り合いに会うためにお台場へ。しかし田舎者の一行は台場駅で降りてしまい、すれ違いが起きる。帰路、首都高を走っているときに時塔さんからメール。銀座のギャラリーで草薙琢二先生に会えるらしい。目の前に青看板。右が銀座、左が東名。涙をのんで左にハンドルを切る。海老名で夕食。何故か腹痛に悩む。牧ノ原あたりから意識がもうろうとし始める。家に付いたのは一時。ほぼ二十四時間で行って帰ってきたことになる。疲れたけどやっぱり楽しい。
2001/8/2
久しぶりに映画を見に行く。『A.I.』でもなく、『千と千尋の神隠し』でもなく、悪名高い『パール・ハーバー』(笑)。制作ジェリー・ブラッカイマー、監督マイケル・ベイといえば、『アルマゲドン』の大馬鹿コンビ(誉め言葉)。これにハンス・ジマーの音楽が加わるとなれば、どうしても『ザ・ロック』を期待してしまう。結論から言えば、十分に見応えがあった。といっても、ロマンスの部分は評判通り今ひとつ。展開が急で、恋人を失ったイヴリンの悲しみが盛り上がりに欠けるので、その後の行動に感情移入できない。けれども、真珠湾の戦闘はさすがの迫力。投下された爆弾の視点からワンカットで戦艦に命中するまでのシーンは一見の価値あり。ジマーの勇壮なスコアも鳴りっぱなしで、ファンにはうれしいところ。
日本人の描き方は、ところどころ少し変(笑)。意味もなくでっかい鳥居が置いてあったり、『尊皇』とか書かれた旗に囲まれた中で会議をやっていたり。日本人の俳優さんもいっぱりいるのだから、だれかつっこんでやれよ……。それでも、真珠湾への出撃シーンは、スローモーション好きな監督の演出と相まってかっこよくとられている。『プライベート・ライアン』のドイツ兵がこれでもかと言わんばかりに卑小に描かれていたのに比べれば、こちらの日本兵はプロフェッショナルとしてまっとうに描かれていると思う。山本五十六の参謀の声は、なぜか山寺宏一さんだった。
三時間の長丁場だけれども、主要な部分のほとんどは戦闘と、それに準ずるシーンに費やされる。要するに、金のかかったアトラクション。USJの乗り物に一つ乗ることを考えれば、映画館で見るだけの価値はある。僕は満足。
ディズニーはDVD化するに当たって、字幕の中の「日本」という単語を全部「ドイツ」に変換する機能をつければいいと思う。そうすれば日本人も気にせず見ることができて、売り上げも倍増!……なわけないか。
2001/8/1
大須で平凡・陳淑芬版画展を見る。最近日本で人気上昇中の台湾のイラストレーターさん。時塔さんに絵本を見せてもらって大好きになる。なんだか理想的なアジア系美人を描く人。いいな〜
2001/7/29
夕方、司馬遼太郎の『坂の上の雲』をようやく読了。秋山好古、真之兄弟を中心に日露戦争を描いた大作。巨大な兵力を有するヨーロッパの大国ロシアに対して、子供のような規模の軍隊で立ち向かわなくてはならない日本。鉄壁の守りの旅順要塞に為すすべもない乃木希助の第三軍。無能な乃木軍の参謀に代わり、自ら陣頭指揮を執る児玉源太郎。せまりくるコサック騎兵団を相手に孤軍奮闘する秋山好古。刻々と近づいてくる、ロジェストウェンスキー提督率いる世界最強のバルチック艦隊。それらをことごとく海に沈めなければ、日本に未来はない。目標は対馬か、それとも津軽か。苦悩する秋山真之。そして決戦となる日本海海戦。海戦史上例のない、前代未聞の敵前回頭戦法が始まる……。物語としてのおもしろさをこれでもかと言わんばかりに詰め込んだ、欲張りな小説。全巻を読み終えるとお腹いっぱいになる。これを読むと、日露戦争が奇跡の上に奇跡を重ねたような幸運の上に成り立った辛勝だったことがわかる。国家がまだ小さかった頃の、みんなが一丸になれた幸福な時代のお話。とても面白かったけれど、これを思想のよりどころにするのはどうかと思うよ、藤岡さん……
夜、ビデオで『ゴジラVSメガギラス』を見る。最近のゴジラにしてはいいという話を聞いていたけど、どこがだ〜。冒頭のちゃちな特撮と、主役のへたくそな演技を見て嫌な予感。永島敏之はせっかくレギオンをガメラと一緒に倒したのに、ゴジラにやられてしまった。かわいそうに……。例によって過去のシリーズは歴史の闇に葬られ、アンギラス以降はなかった事になってる。ファーストゴジラによって壊滅した東京の代わりに、大阪が首都になった日本。でも話のほとんどは東京で起こるので、いまいち設定が活かされていない。大阪城の横に国会があるのには笑った。今度の超兵器は「マイクロブラックホール」。なんじゃそりゃ。勘に頼って作戦をたてる司令官、「あなたたちを信じています」といって兵器の調整をしない主人公、あげくに失敗したら人のせい。ウルトラマンシリーズからそのままもらってきたような戦闘機もかっこわるい。全体的にミニチュアワークの質が低い。ほとんど十年前の水準としか思えない。よほど資金がなかったんだろうか。しかもすべての闘いが真っ昼間に行われているので、ミニチュアの稚拙さがいっそう際だってしまっている。だいたい人工衛星が垂直に落下してどうする。
つっこみどころが多すぎてこれ以上書く気にもなれない。来年は金子監督に期待しよう……
今日はなんだか頭痛がする日だった。
2001/7/27
ゴジラの次回作は監督を平成『ガメラ』シリーズの金子修介がやると聞いて、狂喜する。このまままた衰退していくのかと思っていたら、意外に盛り返して来たようだ。ゴジラの造形もいままでになく凶悪さを全面に出していて、第一作のイメージに戻ってきた感がある。やはりゴジラは、子育てしたり、子供といっしょにわるい怪獣をやっつけたりしていてはいけない。人間の業を象徴する魔神として、人間達を恐怖のどんぞこにたたき落として欲しいものである。今度こそ、大人のためのゴジラを期待できそうだ。
ところで来年の『ゴジラ』はなんと豪華二本立てになるらしい。『ゴジラ』と同時上映になるなんて、いったい何だろう?……『とっとこハム太郎』!?
そんな……社運を賭けてギャグやってくれなくていいからさ……
2001/7/20
テレビで『GODZILLA』がやっていた。でも前にビデオで見たので、今回は途中まで。でっかいモンスターが暴れ回る映画としては、ぎりぎり水準の出来か。CGとは思えない存在感に圧倒される。一本の映画として見た場合、平成ゴジラシリーズより遙かにいいかもしれない。というか、平成ゴジラシリーズが悪すぎる(『ゴジラVSメガギラス』はなかなかいいらしいけど、未見)。でも、肝心のゴジラに絶対的な畏怖や神秘性がかけらも感じられないのが最大の欠点。円谷英二がなんのためにわざわざ「GOD」の文字を綴りに加えたのか、ローランド・エメリッヒ監督は全然考えていない。魚の山をむさぼり食ってるゴジラなんて見たくないぞ。だいたい『インディペンデンス・デイ』もそうだったけど、この監督の作る敵は致命的に知能が低い。結局人間がわいわい騒いでいるだけの映画になってしまっている。
次のゴジラの監督は金子修介とのこの。いっそのこと最初のターゲットを横須賀か沖縄にして、まがい物を倒していい気になっている米軍を叩きつぶして欲しいところである。
2001/7/19
ケーブルテレビで『コップランド』を見る。シルベスタ・スタローン主演。共演にロバート・デ・ニーロ。ニュージャージーの小さな町ギャリソンは、警官が多く住むことから『コップランド』と呼ばれ、特異な自治を行っていた。ある日、そこに住む警官マイケルが誤認から無実の人間を射殺してしまう。マイケルの叔父であり、町の実力者レイはマイケルを死んだことにして事実を隠蔽しようとする。しかし警察の内務調査官ティルディン(デ・ニーロ)は隠蔽の事実を見抜き、調査を開始していた。町の保安官フレディ(スタローン)はレイに一目置きながらも、その行いを見過ごすことが出来ず、フレディに協力しようとするが、警官同士がかばい会う特殊な町の事情に阻まれ、苦悩することになる。
決してつまらなくはないけれど、特に面白いというわけでもなし。スタローンが出てくると、シリアスな社会派ドラマもどことなく劇画になってしまうような気がするのは、気のせいかな……。最後もいささか都合が良すぎるタイミングで、興ざめしてしまう。あいかわらず出るたびに容貌の違う七変化男デ・ニーロは今回あまり出番なし。
2001/7/15
ビデオで『シックス・センス』を見る。主演は「死なない男」ブルース・ウィリスと、『A.I.』でますます人気上昇中のヘイリー・ジョエル・オズメント君。ウィリスは腕のいい児童カウンセラー。しかしかつてのクライアントを救うことが出来ず、それ以来心に深い傷を負ってしまう。やがて同じ様な症状に苦しむ少年に出会い、今度こそ助けようとするが、少年は自分には死者が見えるとうち明けるのだった。
そもそも怖いのが苦手なので、途中何度も借りてきたことを後悔する。昼日中に表でふらふらしている霊にはぞっとした。けれども、この映画の死者は生者を襲ったり呪ったりすることはできない。ただ、未練とともに現世にとどまって、運悪く死者と会話できるというスキルを身につけてしまったオズメント君をびくびくさせるだけ。どうやら彼らには、どうしても聞いて欲しいことがあるらしい。図らずもオズメント君は幽霊相手のカウンセラーになってしまう。
オズメント君の演技力に脱帽。台詞が英語なので微妙なところはわからないけれど、それでもちょっとした仕草や表情の縁起がすごい。吹き替えでは彼の魅力が半減してしまうのではないかと思う。ホラー映画だけれども、見終わった後は恐怖よりも感動が残る作品。とても面白い。
ところでこの映画には秘密があるのだけれど、冒頭で「人に言っちゃダメ」とブルース・ウィリスに釘を刺されてしまったので、言えません(;_;)とりあえず最初から観なおしてみたくなります。驚愕のトリックはお見事。
2001/7/13
ビデオで映画『シュリ』を見る。言わずとしれた韓国の大ヒットアクション映画。謎のスナイパー、イ・バンヒを追う韓国の情報部員と、北の工作員との息詰まる戦いを描く。イ・バンヒとは何者か。新型の液体爆弾を奪取した北の工作員たちの思惑は何か。予想を遙かに上回るおもしろさ。北の兵士達の訓練シーンで始まる冒頭からぐいぐいと物語に引き込まれる。音楽はまるでハンス・ジマーのよう。イミテーションと言ってしまえばそれまでだけど、やはりかっこいい。ハンス・ジマーの影響力、おそるべし。中盤以降はハイテンションなガン・アクションで飛ばしまくる。ラストも、余計な台詞はいっさい抜きでいい。
ただ、両側から挟み込んで撃ったり、まわりを囲んで撃ったら味方に当たるんでないかなあ。北の訓練シーンも、味方同士で殺し合ってどうするんだろう……。いろいろとつっこみどころも満載。
2001/7/7
ビデオで『パルプ・フィクション』を見る。クエンティ・タランティーノ監督の出世作。主演は、長いブランクのすえ本作で復活したジョン・トラヴォルタ。そのほかに『交渉人』『シャフト』のサミュエル・L・ジャクソン、『ダイ・ハード』『アルマゲドン』のブルース・ウィリスなどなど、豪華な顔ぶれ。
レストラン強盗を計画するパンプキンとハニー・バニー、ボスの盗まれたお宝を奪い返すためにアパートを襲撃するヴィンセントとジュールス、落ち目のボクサー、ブッチに八百長試合をさせようとするマーセルス。三つのエピソードが同時に進行し、最後はパズルがぴったり元の絵になるように収束する。
ブラックなユーモアたっぷりのバイオレンス。時制をひっくりかえした大胆な脚本はお見事。バイオレンスに抵抗のない人なら思いっきり楽しめるはず。イタい暴力描写は個人的に苦手だけど、それでも面白かった。ただ、見終わってから結局なんだったのか悩んでしまったけれど。
2001/7/4
ビデオで『ブロークン・アロー』を見る。監督は「二丁拳銃の奇術師」「スローモーションの魔術師」「白いハト愛好会会長」ジョン・ウー。主演はクリスチャン・スレイター。敵役に、『バトルフィールドアース』でめでたくゴールデン・ラズベリー賞を受賞したジョン・トラヴォルタ。音楽はハンス・ジマー。
核を搭載したステルスの飛行演習中、ヴィクター(トラヴォルタ)が突然核を投下し、ヘイル大尉(スレイター)は機外に飛ばされ、機は墜落する。ヴィクターの目的が核による合衆国への脅迫と知ったヘイルは、公園監視員のテリーとともにヴィクターの計画を阻止しようと奮戦する。
ジョン・ウーがハリウッドに来てから2番目の作品。『フェイス・オフ』の一つ前。アクションシーンそのものはまあまあよしとしても、脚本が悪い。いまいち伏線が活かし切れていないうえ、話の展開に無理がある。そもそもトラヴォルタの目的が、「核で合衆国を脅迫して二億五千万ドルを手に入れ、それでボルボの株の5パーセントを買い、金利で悠々自適の生活をする」ことらしい。なんだかすごいような決してすごくないような目的だ。香港時代のような湿度の高い「男の友情」だとか「仁義」だとかがまったく無いのも残念。二丁拳銃とスローモーションはしっかりあったけど、さすがにユタ州の砂漠のど真ん中に白いハトはいなかったらしい。
2001/7/1
ケーブルテレビで『レオン』(完全版)を観る。ジャン・レノ主演、リュック・ベッソン監督作。観葉植物と一日二本の牛乳をこよなく愛する孤独な殺し屋と、家族を殺された少女の心のふれあいを描く。敵役のゲイリー・オールドマンのイカレっぷりが見物。脚本の第一稿を見たことがあるけれど、それに比べるとかなりソフトな内容になっている。なにしろ第一稿では射撃の練習をするときに本当に人を殺したりしているから……。レオンとマチルダの関係も第一稿ではより直接的。映画としてはそっちの方が深くなるかもしれないけど、手直ししたのは正解でしょう。娯楽作品として純粋におもしろい。それにしても、驚かされるのは、マチルダ役のナタリー・ポートマンがこのとき11歳だったとのこと。う、う、うそだ〜
どうでもいいけど、マチルダが俳優の物まねごっこをしたときの、一番最初がわからなかった……。
ビデオで『フレンチ・コネクション』を見る。ジーン・ハックマン主演の刑事ドラマ。70年代の作品だから少し古い。『ダーティーハリー』と同じくらいか。麻薬取り締まり課のポパイこと、ドイル刑事が、国際麻薬組織を追う。見所は映画史上に残ると言われる高架下のカーチェイス。さすがに迫力がある。ただ、たくさん出てくる登場人物を把握しづらかったのが残念。 |