髪の描き方
髪の描き方も人それぞれです。アニメふうの髪型などにはかなり奇抜なものもありますが、あれはたぶん、キャラクターを区別しやすくするための工夫なんじゃないでしょうか(だれでも同じキャラクターが描けるようにという意味もあるのかな?)。おおざっぱに言って少年漫画はとんがり頭、少女漫画は流れるように繊細な髪をしています(あれは男にはなかなかまねできないと思う)。
私の場合は、やはり少年漫画系です。髪の先がぴったり閉じているタイプで、とてもフォトショップ向きです(笑)。それでは具体的に見ていきましょう。
| しつこいようですが…… |
輪郭のところでも言いましたが、ここでも「後頭部をしっかり描く」ということが重要だと思います。とくに裏から見たらデッサンが狂っている場合、後頭部が無くなっている事がよくあります。それは、左向きのキャラを描くときにいっそう顕著になります。髪を描くときに後頭部を意識すれば、それを克服できるかもしれません。
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| 昔はこんなん描いてました | 裏返すともう滅茶苦茶…… 後頭部は重要です。 |
| パーツごとに分ける描き方 |
髪をなるべく簡単に描く方法の一つは、髪をパーツごとに分割してしまうことだと思います。
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| 髪を手前、まんなか、奥の順に、おおざっぱに分割します | それに従って部分ごとに描いていきます。 |
ここで重要なのは、手前→奥の関係をしっかり守ることです。
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右の絵のように、各々のパーツはさらに細かく手前→奥の関係に分かれています。 |
上に示したのはほんの一例です。なんだかプラスチックのようなとんがった髪になってしまいました。少女漫画の繊細さには遠く及びませんが、髪としてはそれなりに見えます。どうしても髪が描けなくて悩んでいる方は、こんな描き方、どうでしょう?
ただ、この手の描き方の欠点として、他のアングルから描くのが難しい、という点があります(とくに上から)。
| 髪のボリュームについて |
私はいつも、後頭部まで輪郭を描いてから、それにかつらをかぶせるような感じで髪を描いています。しかしこの方法、絵柄によってはちょっとした落とし穴になるようです。
ロリキャラを描く場合
ここでは十歳くらいのロリな女の子を想定します(個人的にはロリキャラに特別な興味はないです)。
A |
B |
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上の絵を見比べてみてください。どちらも顔は同じです。違うのは髪のボリュームです(髪型についてはここでは関係ありません)。
さて、あなたはどちらの方が好みでしょう。
これは個人的な好みの問題なので何とも言えませんが、おそらくBの方が、いわゆる一般的なロリキャラの顔(頭の大きさ)だと思います。
しかし私の場合、ちょっと前までどうしてもAの髪になってしまいました。最近気づいたのですが、どうやら「後頭部まで描いて髪をかぶせる」という描き方に原因があったようです。
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Aのキャラの輪郭を描くとこんな感じです。デッサンとしては妥当な比率だと思います。 この輪郭に合わせて髪を描いたため、Aのようなキャラ(髪)ができあがったのです。 |
ではBのキャラクターの輪郭はどうでしょう。
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だいたい左のような感じになります。見ての通り、おそろしく頭部(額から上)の比率が大きいです。頭全体の体積の半分をしめています。まるっきりデッサン無視です。妊娠八週目の胎児のようです。 でも、ロリキャラとしてはこっちの方がしっくりくるようです。 |
このように、いまどきのロリキャラを描くにはデッサン無視の巨大な頭部を描く必要があるようです。でも考えてみれば、そもそも目のでかさが完全にデッサン無視なのだから、頭だけデッサンに従うというのも変な話です。デフォルメって、そういうもんかもしれません。
ただこれは「いい、悪い」ではなくて「好き、嫌い」の問題です。こればっかりは各人の作風なので、あくまで参考程度にとどめておいてください。