14日目(6月18日)伊寧〜ウルムチ

 夕べ、中国のテレビを見る、ツアーの一人が連続ドラマを見ていて「とても面白い」と言っていたので・・・・・・・しかし、何処を見ても探すことは出来ない、地域に寄って違うのかな・・・・・・
でも、何処の地域に行っても見える番組に「戦争ドラマ」がある、

 そのドラマは太平洋戦争のドラマ、日本人が悪者になっていて、戦争時の日本人の残酷さなどが、誇張して(そう思える)演じられている、子供向けのアニメにさえも、その状態、戦後50年以上たっても、そんなアニメやドラマをやっている国と本当の友好関係は出来るだろうか・・・・・・・・・

 9時半にホテルを出発して空港に向かう、バスの運転手とは伊寧の空港でお別れ、運転手はバスを運転して580キロ離れたウルムチまで8時間かけて帰るとの事、
11時55分離陸、窓からは天山山脈が窓いっぱいに広がっている

機内から見る天山山脈

 こうして見ると、天山山脈は大きな山脈だと・・・・・・実感できる、
やがて雪山から岩山に変わり、平野が見え、緑が見えてきた頃、ウルムチに到着、

 バスで8時間もかかる距離を、飛行機は1時間ほどで飛ぶ、街のレストランで昼食を済ませた後、新しくなった「新疆博物館」へ
この博物館で楽しみにしていた事がある、

 館内に入り、ガイドの案内で先ずは一階へ、ここには新疆で暮らす民族の遺跡から出た、装飾品、日用品などなど・・・・・が展示してある、

そしていよいよ二階へ、ここにはテレビで放映されていた「ロブソールの楼蘭美女」が居る、ガラスケースの中で眠る楼蘭美女は約4000年前の欧米系の女性、ロブノールの砂漠から発見された、
頭には青いサギの羽、羊毛のベスト、牛革の靴をはき、推定年齢45歳、身長154センチ

 静かに眠っている、今にも目を覚まして起き上がるような、錯覚を感じるほど、きれいなミイラ,館内での写真撮影は禁止、楼蘭美女の他には、ローラン少女、男性のミイラなどが展示されている、

 博物館で2時間ほど見学をした後、国際大バザールへ行く、ここにはモスクがあり、その周辺には沢山の店が軒を並べている、その市場で干し葡萄などのお土産を買う、集合時間までの間、モスクのミナレット(塔)に登ってみることにする、

 10元(150円)出してエレベーターで6階へ、このミナレットからは市場周辺が一望できる

モスクの塔から見る市場周辺 ミナレット(塔)

 40分ほど市場で過ごした後、バスに乗り紅山へ、紅山は公園になっていて、小高い山の上に上ると沢山の人が居る、ここからウルムチの街が一望できる、昔、龍の怒りを静める為に建てられた「金龍塔」を見る、しかし、暑い、いい加減歩くのには疲れた、まだ6月なのにこの暑さ、真夏に成ったら・・・・・・どんな暑さに成るのだろう・・・・・・・・・

金龍塔 紅山から望むウルムチの街

 今回の旅の最後の晩餐は、街の中のレストラン、メニューは「シャブ、シャブ」各自の小さな鍋に好みの材料を入れて食べる、これでも一応は鍋を囲んで食べると言うのだろうか・・・・・・
日本のシャブシャブと良く似ている、お肉のお代わり自由で、それなりに美味しい

夕食はシャブシャブ鍋 西の空に日が沈む

 
 夕食後はホテルに落ち着く、明日は帰国、ホテルの部屋から夕日が沈むのが見える、今回の旅での走行距離は5500キロ、日本列島を北から南まで走った距離になる、


              15日目(6月19日)ウルムチ〜北京〜成田
 

 長い旅の最終日、朝食は展望レストランで、ゆっくりとウルムチの街を眺めながら食べる、8時半、ホテルを出発、空港で、15日間、お世話になったスルーガイドの女性と別れる
まだ、日本語はおぼつかなかったけど、一生懸命ガイドを務めて見えて、とても好感が持てた、

スルーガイドの若い女性 新疆を離れる

 ウルムチから北京までは約3時間半、座席はツアーの男性陣の中、一人参加の男性に「奥さんは来ないの・・・」と聞いたら、やはり、中国の辺境ではトイレの問題があり、奥さん達は参加されないと言われた、たしかに青空トイレが快適・・・・・・なんて感じないと、辺境のツアーは参加出来ない、

 13時半に北京空港に到着、長い通路を歩き、国際線乗り場へ、ここで免税店を覗いてみる、チョコレートの箱入りが1000円・・・・・・・・・すごく高く感じる、すっかり中国の物価になれてしまった、17時、北京空港を離陸、

 21時、予定通り成田空港へ到着、今回は天気に恵まれて、山、湖、花と、素晴らしい景色に逢えた、
しかし、今回、一緒に行った人達とは、今ひとつ親しくなる事が出来なかった、こんな事は始めての経験

 旅行で100パーセント、満足の旅と言うのは難しい、次回の旅に期待しよう、
今回も、こまめにメモを取り、旅行資料として渡して下さった添乗員、この旅行記を書くのに、参考にさせていただきました、感謝致します、有難うございました、