日目(6月22日)ジャスパー〜ビーバー街道 ウイスラー

 もう一日晴れて・・・・と毎日祈るような日々、今日も良い天気である、今日は楽しみにしていたビーバー街道を走る、走る行程は750キロ、出発は早い、しかし、朝食後、バスを待っているが来ない・・・・

 予定時間より30分遅れてバスは来る・・・これカナダ時間?如何したのか?聞くと、駐車場に置いていたバスが夜の内に、誰かが、サイドミラーを割ってしまったらしい、ここでも近年、治安が悪くなったと言われる

 バスはジャスパーの町を見下ろすように丘の上に登り始める、樹林帯の中を行くと、湖が見えてきた、パトリシアレイク、この湖は氷河湖ではなく、魚が住んでいる、この湖は魚釣りの人で賑わうと言う

 バスに乗り、今来た道を引き返し、ピラミット山を写すピラミットレイクへ、朝が早いので観光客は私たちだけ、
空の青さと湖の青さ、山を写して静まり返った湖、しばし声も出ず・・・・

   
 パトリシア・レイク  ピラミット・レイク

 ゆっくりしたいけど、今日の行程は長いのでバスに乗り込み、ジャスパーの町を後にする
いよいよビーバー街道に入って行く、道々には松林が続き、道路の横には大陸横断鉄道の線路が見え
大小の湖や岩山、バスの窓からは素晴らしい景色が見える

 やがて、アルバーター州からプリティシュ・コロンビア州に入る、
すると時差1時間、9時を指している時計の針を8時に変える、バスの中で時差を体験するのは初めての経験

 
 カナディアンロッキーの最高峰、マウント・ロブソン

 8時半、マウントロブソン国立公園の中の名峰、マウントロブソンに到着
今までは街道からは全然見えなかったのが、突然目の前に雄姿を現すと、思わずバスの中は歓声が・・
バスを降りて、カナディアンロッキーの最高峰、マウント・ロブソンと対面

雲一つ無い青空に大きく立ちはだかっている、この山は普段は雲に覆われている事が多いと聞いていたので、ラッキーである

     
 マウント・ロブソン  国立公園の入り口  ペイン草

 目の前の草原に座り、うっとりと・・、今回の旅でぜひ見たいと思っていたので
まるで憧れの恋人に会う様、ツァーの人が吹く横笛の音色を聞きながら、何時までの見とれる

 30分の時間はアッと言う間に終わる、途中、パンフレットに紹介されている看板から写真を写し、ロブソン山に別れを告げる、

ここからは道は下り坂、そして平野が広がり、牧草地の彼方には雪山が・・でも、ここはもうロッキー山脈では無くて、コロンビア山脈である、

小さな村々を通る、この街道は昔はビーバーの毛皮を取るため、その後は金鉱が発見された為の街道、今は、観光と牧畜、果樹園などが沿道に開けている

 12時半、今日の昼食場所に到着、食事はサンドイッチのバイキング、まぁまぁの味、昼食後、レストランの庭に出てみる、キィキィと鳥の鳴き声が聞こえる、庭の隅には土の山があり、そこに地リスがいる、そして、少し離れた場所でリスがキィキィと鳴いている、鳥ではなくてリスの声だった、

     
 コロンビア山脈  地リスの家族 

 キィキィと鳴いて警戒しているのはお父さんリスかな?・・少し離れた巣には子供とお母さんリス?人家のすぐ側に巣を作って生活している、うらやましい環境である、

 再びバスに乗り、出発・・やがて大きな町が見えてくる、川が合流する所と言う意味のカムループスの町、この町の外れにある、ショッピングモールで、トイレ休憩、ついでに、見学、物価は高め、

   
 カムループ・レイク  ビーバー街道

カムループスの町を通り過ぎると大きな湖が見えてくる、カムループレイク、とても大きな湖でその横を線路が走っている、
バスは山の中に入って行く、カムループスから1時間少し、小さな町リロレットに到着

 この町のガソリンスタンドでトイレ休憩、ついでにトイレを借りたお礼にガソリンスタンドの売店で
お菓子などを買う、いままで観光客など寄る事は無かったのであろうか・・・町の人達が手を振ってくれる、

 ここから又山の中へ、人家も無くなってきた、するとバスは止まる????道の横で熊の子供が草を食べている、皆は大騒ぎをして写真を撮る、小熊がいると言う事は、親熊も近くにいる、この状態が一番危険な状態と言われる

   
 小熊  ビーバー街道から

 熊を刺激しないようにゆっくりとバスは動き出す、山を登るにつれて、山の上には雪が見えてくる、川から湖に替わる
峠を越えて長い下り坂、バスは時速15キロのスローペースで坂を下って行く、ようやく坂が終わり、平野へ

 9時10分、14時間かかり、ウイスラーの町に到着、手荷物をホテルに置き、夕食の為にレストランへ、現地ガイドの男性は、他のガイドの人達と車に乗り合わせて、今からパンフまで帰ると言う

「何時間かかる?」と聞いたら、12時間かかるらしい、そして明日は2時にカルガリー空港までツァーの人達のお迎えとか・・大変な仕事、

 10時、ホテルに収まる、今回の旅での一番大きなホテル、部屋はスイート、居間(キッチン付き)風呂、ペットルームと3部屋ある、一人で使うには広すぎる部屋、直ぐに風呂に入りダブルベットへ