タイ家族旅行記
8月25日
 思えば忙しい夏であった。この日を目指して仕事をやって来たと言ってもおかしくない程元気に仕事ができた。
これも家族のおかげ?と大いに感謝(-o-)。さあ出発だ―。
 8時半空港出発であったが、大事を取って7時!到着。
スーツケースを一時預かり所に預け(少々早すぎたのでチェックインカウンターが開いていない)皆で朝食。朝からラーメンと子供は言う。
安上がりでイイねとセルフサービスのお店で食べる。その後飲み物を飲んでいる間に、チェックイン、搭乗券を持って出国手続きを済ませ搭乗待合室で待つ。約2時間あるので免税店などをひやかす。欲しいものがあったら(かなり贅沢にバランタインの30年を購入。ホテルで飲むの。家内と。)買いましょう。いよいよ搭乗・離陸。ブン・ブン・ブン
約5時間半のフライト。映画の2本立て。寝るつもりがツイ全部見てしまった。
 やっと到着。30分早く着いたので。2本目の映画の一番良いところで切れた。機長さん後5分だったのにー。
 タイ、ドンムアン空港に到着。入国審査を通過し荷物を受け取り、ガイドさんと落ち合う・・・ はずが持ってる名札が見えないぞ。私の名前がないので探す。ないままに外にはチョッと出られない。ありました。ありました。 やっとガイドさんとご対面。
 シャングリラホテルまで送ってもらう。車の中で簡単な説明を受けホテルにチェックイン。18時に夕食(タイ風しゃぶしゃぶ)の迎えの約束をして部屋へ。9階の2部屋続きの部屋だ。残念ながら川側ではなっかった。マいいか。
 荷物を解いて軽く休憩。さてホテル内の服地屋へ。長女は行かずに部屋で漫画を書いているそうだ。
家内と二女と3人で行く。5年ぶりかな。早速二女のチャイナ服をオーダーする5,000バーツ、家内のスーツオーダー16,300バーツ、その他雑品1,600バーツのお買い上げ。かえる日の午後4時出来上がりだって。
欲しいものをサッサと決めてからプールと朝食のカフェテラスをチェック後、部屋に戻る。
 6時夕食の迎えで市内の食堂へ行く(レストランとはチョッと違うレベルである。)
タイ風しゃぶしゃぶは食える。結構というか大変美味しかった。家族全員満腹満足。ビールはシンガ!
帰る途中でオカマショーを見る。20時開場ワンドリンク付き。まあまあ面白いが、踊りのレベルは落ちる。もっと高級の店があるんだろうが、高いだろう。時間も早く終わるし、いやらしさもないので子供にも安心して見せられるところは良い。ホテルに帰ると23時だが時差が2時間あるので日本時間は午前1時! 早く寝るぞ―――――。

8月26日
 朝から市内観光。8時ロビー集合だ。6時45分モーニングコール。朝食はバイキング。各自好きなものを食べる。
さあまずはホテルの船着場から船で水上マーケットへ。たった4人でボート1艘は贅沢か。以前バンコクに来たとき、外人(多分ヨーロッパ人)夫婦が二人だけで乗っているのを見て、「チョッといいじゃん」と思ったのを思い出す。あちらこちらの水路のにおいと水の色を確かめた後、お買い物だ。お店は本当に水上の土産物屋そんな雰囲気の怪しげな場所だ。バンコクで買える民芸品はほとんどここでそろう。ブランドバックもおいてある。お!中田の持ってたヴィトンの旅行バッグだ。でもみんなニセモノよ。
 二女が呼びに来た。「チャイナドレスのいいのがあるよ」とのこと。昨日オーダーしたじゃないと言いながら見ると、チープさがなかなか良い。値段を聞けば、400バーツ。200ならかうよ。350。・・・300。・・・280。280バーツで購入。
 今度は家内が呼んでいる。小さなうちわを商談中。1個80バーツを3個で200バーツにしてくれるとのこと。それなら5個ならいくらと聞けば、300バーツと言う。されなら10個買うからもっとマケテ。結局500バーツになった。ほんとはもっと安いんだろうがあまりいじめてもしかたがないのでOKする。ちょっとしたお土産にはいいものだ。
 さあ時間もきたので帰ろうかなとふりむくところに、後ろから○○君じゃないと呼ぶ女性の声がする。聞き覚えがある声だ。
わ!その4人の中の二人は同級生だ。以前から毎年仕事仲間と旅行に行くことは知っていたが、何もここで会うことはないと思うのだが、世界(世間)は狭いとはこのことだ。
 今日、日本へ帰るらしい。別にヤマシイことは無いのだが、ホッとする(明日以降は会うことはないので。)
先に店を出て、船に乗る。ガイドさんにその話をすると、大笑いだった。
次はエメラルド寺院。とにかく綺麗で派手で立派である。王宮でもあるのであたりまえか。でも暑い。
 二女がどうもフニャフニャすると思ったら軽い熱中症になったらしく、日陰に入って冷やす。(クールパンチを持参した私は偉い・・・ と思っている。)ガイドさんに水を買ってきてとたのんだら、ウーロン茶の蜂蜜入りらしきモノを買ってきてくれた。娘2人に飲ませたら、あまりうれしそうでない。そのうち、長女が「これまずい」と言うので飲んで見ると、ほんとに「ペッペッ」だ。二女も「まずい」とくれたので飲むと、あれ「味が違う!」
長女の方は炭酸入りの味で、二女のほうはしない。ボトルを見る何も違わない?でも味が違う。炭酸入りはなんかビリビリする。「なんか腐ってない?」・・・・・・・。                    ガイドさんが知り合いと話しているのを良いことに、植木にかけてしまった。ごめんなさい。
 二女の具合が悪いことを理由に、午後も含め以後の予定を全部キャンセルし、ホテルに戻る。明日のアユタヤクルーズの打ち合わせをして部屋に戻る。お昼はプールで食べる事にしたら、二女の具合はイッパツで良くなったことは言うまでも無い。            チャンチャン。


8月27日
 早々と朝食を済ませ?8時半にロビー集合。と、言っても私たち4人だけである。
ガイドさんと車に乗り、さあ出発だ-。
 約2時間の車窓はバンコクを離れるころには実に穏やかな農村風景になる。
要は田んぼばっかりなのだが、道路わきの水溜りにはハスの花が咲いていて
とてもきれいである。
 でも稲刈りの済んだところがあるかと思えば、田植えの準備をしているところがあったり
なんか不思議な感じだ。聞けば年2回収穫ができるそうだ。きっと1年中2回取れるんだ、
と思い納得。
 日本のように冬がないので、みんないっしょに田植えなんかしなくてもよいのだろうなあ。
 などと考えているうちに、アユタヤの町に到着。遺跡やバン・パイン離宮などを見学する。
アユタヤ遺跡では、暑さでヘバリ気味であったので、適当に回った(私だけ)。バン・パイン離宮は、カートで回ったのでとても楽チンだった。後ろに乗った娘たちがこっそりと言った。「みんなが見るので恥ずかしい」だって。ピースサインでも出してウインクしてやれ、と言ったら無視された。
 次は山田長政ゆかりの日本人町跡だ。何にもない、タダノ公園である。唯一土産物屋が中にあって(以前は喫茶店だったそうだ)、何でも日本企業が合同出資でやってるとか言っていた。
 結構割安で、正直な値段である、と思う。お店の人(とてもお客相手の商売人ではなく、どうみても日本の会社のモーレツサラリーマン -これは完全な死語- だ。もちろん正直で嘘がつけないようだ。決して現地の人たちが逆に見えるわけではないが。
 ここで竹製品とかシルクのスカーフとか小物を購入。トイレもあるよ。
 帰り際、夕べのホテルでの夕食に見たヤモリの話をしたら、ガイドさんが建物の屋根の隙間を指差した。みると30センチ以上はありそうな兄弟がじっと夜を待つ姿があった。デケーーな。
 お昼も過ぎ足早に川を僧侶がコントロールするゴンドラで渡り、クルーズ船にのる。午後1時出発である。
 やっと昼食だ。ホテルのクルーズ船でなかなかカッコのよい船である。すべてシャングリラ・テイストだ。バイキングなので気楽でよい。生ビールを飲んで(銘柄はシンハ!)料理を食べて、あとはデッキに出て、川風に吹かれてホテルまで河下りである。お勧めは昼寝。前述のデッキでひたすら寝るのが良い。
 急いでいくと、一番良い場所は(進行方向に向かって左後方の角のシートが日陰で背もたれになっていてトテモ良い)すでに他のガイドが占有していた。オイ!オイ!
 仕方無しにその隣に陣取り、寝る。約2時間半。川風に吹かれて気持ちが良いぞー。
 17時ホテル到着。
 4時間何もせずに河を眺めるのをゆとりと見るか退屈に思うかは人それぞれネ。
 18時夕食に出る。予定通り海鮮料理だ。味は悪くないが量が多い。子供も一人前だから、余計に多く感じる。子供料金やお子様メニューがあるといいね、と思うのは日本人だけかな?
 夕食もそこそこに車に戻る。なぜかと言うとオカマショーを見るためだ(ガイドさんが薦めるし、いちどは見ておこうと思ったから。子供もOKだって。子供料金ないの?)。感想はショーとしてはまずまずだがオドリなどに切れが無い。いくつか劇場があるようだが、レベルの上下があるんだろうか?機会があれば上下の差を確認したいものだ。
 ホテルにつくと11時過ぎている。子供たちに緊急消灯(早く寝ろー。)を指示し、ちょっと一杯飲む。バランタイン30年を。
 
8月28日
 今日はズーッとフリーだ。何をしようかな?
 家族で朝食を取りながら、話をした。結局ワット・ポーの黄金の寝釈迦を見て、伊勢丹付近で昼食、タニヤ・プラザのタムナン・ミンムァンで竹製品を見て、スカイトレインに乗ってホテルに帰るコースに決定。
 いざ出発。ホテルの船着場から水上タクシーでワットポーの裏にある船着場まで行く。使用料を20Bとられた。なんで私に請求するの?他のお客にも言えよーーー。
 ワットポーの正面は道路にあたって右が正面入り口、私たちは左に行って裏口から。土産売りはいなくて静かで良いが、入り口がわかりにくく、人の流れも無いので寝釈迦様の建物が解らないのが難点。お堂の中は、壁画の修復中だったので足場だらけで写真をとるのも、あっちで頭をゴツン、こっちでお尻をボコン。大変でした。
 帰りは正しく?正面入り口から!!!。まだ時間が早いので観光客を当てにした賑わいは無かったのは幸いであった。
 さあ伊勢丹へはタクシーで行こうと思い探すがいない。仕方なくバスの切符売り場のおねいさんに聞くと左へ真っ直ぐ行けとのこと。交差点で拾えた。伊勢丹付近まで約30分(途中で警官に止められた。助手席の私がシートベルトを着けていなかったので罰金。聞けば100Bとのこと。
タクシー代と罰金の半分出したよ。良いお客さんでしょ。
 伊勢丹に入り本屋に行く。紀伊国屋である。いろいろ見るがこれはと言うものが無い。日本の本もあるが、3倍の値段だ。娘が日本の漫画を買いそうになったので、却下。タイ語の会話本を購入。
 昼近くになったので昼食を食べようと思い適当な店をさがす。昨年パリへ行ったときは最後の昼食はプランタンの寿司屋だったのを思い出し、うどん屋にする。今回は安めで704B(1942円!)。シンハの生ビールもジョッキで飲んだし、みんな和食を楽しんだし、これで値段の安いのはホントにいいことだ。次回バンコクに行ったらまた寄ってみよう。
 さあタニヤプラザへ。スカイトレインに乗っていくはずだったが、トゥクトゥクにした。まるでバイクだがちゃんと5人は座れる。乗用車やバスの間を走るのはかなりのテクニックと度胸がいる。子供たちが喜んだのは当然だが、排気ガスがまともに吸えるのは、絶対に健康に良くない。
 タニヤプラザに到着だ。乗る前に料金を交渉するのがあたりまえとのことだったので、運ちゃんに聞いたら、おまえはいくら出すつもりだ?と聞いたので、片手を開いて5と見せた。運ちゃんはチョット考えてからOKした。50Bだしたら彼は固まっていた。私は50B、運ちゃんは5Bのつもりだったらしい。今度は気をつけよう。運ちゃんは45Bをどうしたかなー。正直に親方に出すとは思えない。メーター付いてないもんなー。
 竹製品を少し買って、スカイトレインでホテルに帰り、再びプールへ。本当は12時チェックアウトなのだが前夜延長した。5時までで100ドル!(あたりまえか)、ガイドさんが交渉してくれて7時までになったが、これは楽であった。 
 7時ガイドさんが迎えに、夕食はタイの民族舞踊を見ながら食べるのだ。味はまあまあ、踊りはあまりうまくなかった。何がすごいかと言うと、フィナーレの後の片付けの早いこと早いこと。従業員、帰りたいばっかりみたいだった。
 11時、空港にチェックイン、フライト深夜2時までは時間があった。(免税店を冷やかすのも良いが、子連れではいけませんね。) それにセキュリティチェックが出発ゲートの前にあるので、あえて再チェックを受ける気がせず、かといって待合室は30分前しか開かないので通路のベンチで2時間くらい、マンウォッチング、結構つらかったねー。
 後はブンブンと日本へ帰ってきました。
 めでたしメデタシ。       サンキュー!